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2009年4月30日(木)
『漫’sプレイボーイ』本日発売

全国書店、コンビニなどで本日発売です。
  漫’sプレイボーイ
http://www.s-manga.net/mens/20090430_wp-mans-0530g.html
↑立ち読みできます。

前回の『大学漫画』は、紙が綺麗すぎてびびりましたが、やっぱこっちの印刷の方が
落ち着きますね。
いつもの星里作品です。(故に浮いておりますが)
よろしくお願いいたします。

2009年4月28日(火)
「白い春」第3話

いやあ、いいよ、いい!
風が吹けば桶屋が儲かる的な展開が、実に上手く機能していて、脚本の教科書ですよ。
きっかけは、さち(大橋のぞみ)が大事にしている死んだ母親の写真。(あ、ネタバレします)
それをいじめっ子に取られる→春男(阿部寛)が取り返す→自分の元妻、真理子の子だと
知る(自分との血の繋がりには気付いてない)→春男いじめっ子をこらしめる→
その事が学校で問題になる→いじめっ子に対して非力だった事でいらだった現在の父親
(遠藤憲一)さちを責める→さち、プチ家出→春男の所に行く→一番星を見ながらきらきら星を
歌う実の娘(まだ知らない)の声で、夢心地での春男。
娘の歌で幸せそうにうとうとする春男の場面が、実に良い。綺麗な夕空に一番星。

これだけでも、十分なドラマなのに、気は弱くて真面目な現在の父親と、
頼りになるが奔放なやくざな父親、対極にある二人の父親の物語が同時に切なさを
生み出してます。二人とも真理子とさちを愛してるんですよ。
ああ、第3回が楽しみだ。
予告編は自分でカットしました。
どうなるんだろう。

2009年4月27日(月)
プレイボーイ増刊・予告

発売中の週刊プレイボーイに、読み切りの予告出ております。
   漫’sプレイボーイ
思いっきり、アウェイ感を漂わせておりますが、大丈夫なのでしょうか…
私の居場所探しは、まだしばらくは続くのでしょうか(^^;)。

   漫’sプレイボーイ
そんなわけで、プレイボーイ増刊『漫’sプレイボーイ』は、4月30日発売です。
コンビニとかでも買えると思います。
よろしくお願いします。

2009年4月23日(木)
お酒と体質

自分を失うほど、記憶をなくすほど(ブラックアウトと言うらしいです)酔っぱらえる人を、
ある意味うらやましく思います。

私もお酒は好きですが、いったん飲み始めたら、とことんでもいつまででも飲んでいたいと
思いますが、残念ながら先に胃腸の方が根を上げます。
胃腸が根を上げると言うことは、つまり気持ち悪くなると言うことです。
ひどいと戻してしまったり、居酒屋のトイレで動けなくなって人に助けてもらったり、
自宅の玄関までたどり着いてから座り込んでしまったり、
正月に実家で焼酎を飲み過ぎて救急車に乗ったりします。
その間、意識はハッキリしてるので、ただ苦しいだけです。
よくドラマや漫画で見る、目覚めたら知らないところにいて、隣に見知らぬ女性が寝てた、
みたいなことは絶対に起こりえないわけです。
たぶん、記憶をなくしたりする人よりは、酒によるストレス発散が難しい体質な私です。

そんなわけで、演技者としての草薙君は結構好きなので、ちゃんと反省してくれれば、
それで良いと思います。

2009年4月21日(火)
「白い春」第2話ネタバレあり

死んだ恋女房の恨みを晴らすべく、女房が世話になったパン屋を逆恨みして、
執拗な嫌がらせをする春男(阿部寛)。
元ヤクザの殺人犯の嫌がらせ、バス停を店の前に置くって、中学生のイタズラかよっ!
重いバス停をわざわざ遠くから引きずる春男。怖い顔してセリフ、
「パン屋め〜」
って!これは完全に笑わしにかかってるでしょ!
いやでも、このシリーズ特有の、独特なユーモアが今回も生きててよかった(^^)。
腹を空かした春男。そのパン屋の娘に(実は自分の娘)にパンを恵んでもらう春男。
そんな娘にも容赦なく凄む春男。
「おい、明日もパン持ってこい」
って、だから中学生かよっ!
いやあ、娘役の大橋のぞみちゃんもナチュラルに良い味出してて、すごくいい。

仕事も金もなく、信用していた組にも裏切られ、自分の無能さと、女房を幸せにして
やれなかった罪悪感と寂しさから、夜の公園で一人泣く春男。
失意の春男の前に、約束を守ってパンを持ってきた娘。
うれしさと悲しさで泣きながらパンを食う春男。
その後ろは美しい夜桜。パンがなにげに桜アンパン!
ああああ、いいよ、いい!もう私、完全にやられました。
このシーンだけで、今期のドラマ、ベスト1決定ですよ!
次回が、超楽しみだ。
予告編、ネタバレし過ぎだ。次からは予告編は見ないことにする。
ああ、楽しみだ。

2009年4月19日(日)
「ぼくの妹」ドラマスタート

オダギリジョーと長澤まさみが兄妹というキャスティングは気になるし、
「光速シスター」は妹ネタ作品なので、やっぱここはチェックって事になるんですが、
期待していたわけではないので、タイマーセットもせずにいたから、30分遅れの鑑賞です。
しかし、良い意味で裏切られました。
コメディだとばかり思ってたら、しっとりと深く暗いテイストのドラマでした。
オダギリも長澤も生き方が不器用で、他人と距離を置きたいと思いつつ、
つい信用して巻き込まれていく、ちょっとダメ人間な二人です。
情にほだされて関係をもってしまったともさかりえが、1話ラストで投身自殺!
そのヒモらしき男、千原ジュニア。ああ、これはハマるかも。

そんなこんなで「光速シスター」8話、作画スタート。
担当さんにオッケーもらっていたネームを、自ら修正してしまったので、ちょっと日にちを
ロスしてしまいました。
今回、トーン作業はデジタルで行くので、初めてで慣れていない分、ちょっと進行が読めない。

2009年4月16日(木)
最近、走ってます

もう長いこと最も効率的な体力作りはウォーキングが、私の中の定説だったのですが、
走り方を工夫して長時間実行すれば、ランニングも体に負担をかけることなく、効率よく
体力作りできると言うことを発見して(このあたり、世の中の定説もが、ここ数年で変わってる)、
まあとにかく、走っているわけです。
日常生活で走るなんて事はほとんどないので、心臓がもつのかなと心配してたら、
初めに根を上げたのは足の方でした。
もう、スネとモモのあたりの筋肉が、尋常じゃないほど疲労するんです。
完全に筋肉が衰えていて、こりゃまずいぞと、継続して行く決心をするわけです。
そんなわけで、ipod的な何かが欲しいなと、余計なことを考えてます(^^;)。

2009年4月15日(水)
ホームページ、ちょっと迷走

「もちる印」、この所ちょくちょくいじっていて、迷走してます。
意味のないリニューアルだったり、昨日なかった物が現れたり、
あったはずの物が突然消えたりとか、するかもしれません。

落ち着くまで、しばらく我慢してください。すみません。
やっと、レンタルカウンターを設置しました。
これで2重カウントは、防げると思います。
アクセス数、減るかな(^^;)。

そんなこんなで、「光速シスター」第8話のネーム終了。
明日、打ち合わせします。

2009年4月14日(火)
「白い春」スタート

個人的に注目していた、フジの新ドラです。
 ・「アットホームダット」「結婚できない男」と、阿部寛主演の火10にハズレ無し。
 ・注目株の吉高由里子も出演している。
 ・ポニョの大橋のぞみ、連ドラ初出演。
  (大橋のぞみちゃんと、星里もちるの小さな繋がりについては、こちら
以上のような理由から、スタートを心待ちにしておりました。

殺人犯として、9年の刑期を終え出所した、元ヤクザの阿部寛。
阿部寛は、どう見ても人殺しのヤクザには見えないが、眼力がすごいので、これでいい。
大橋のぞみちゃんも、変に背伸びする感じもなく、自然に演技していて良い。
ドラマ久々のデビット伊藤が、胡散臭さ100%の企み顔で、緊張感をあおる。
ラスト近く、実は親子?かもしれない阿部寛とのぞみちゃん、偶然出会う。
そんな感じで、第1回終了。
初回は人物紹介的なゆったりとしたテンポ。
もう少し、テンポアップしてくれた方が好みですが、退屈と言うことはなく、
魅力ある役者陣のおかげもあって、次回への期待が持てる。
心配なのは、番宣で阿部ちゃんが、「泣ける」を連呼しすぎてたことくらいでしょうか。

重箱の隅で申し訳ないのですが、ちょっと違和感を感じたセリフがありました。
「ずいぶん、上から目線で言ってくれるじゃねえか」と、阿部ちゃん。
9年服役していたから、そんな今時な言い回しはしないと思うんですけど(^^;)。
でも、第2回に期待します。

2009年4月13日(月)
10万ヒットです!

ゆうべ9時半頃、『もちる印』のアクセスカウンターが、10万ヒットを越えました。
ホームページ開設2年半 2年近く、コツコツ貯めてきた10万です。
しかしまあ、一晩で1万、10万とか行くサイトはスゲーなあ(^^;)。
がんばって作品描いて、もっと訪問してもらえるようにしよう。

これまで、家族には内緒にしていたホームページの存在ですが、九州にいる兄貴に
ついに発見されてしまいました。しかも10万アクセスの直後。
身内に覗かれるのははずかしい(^^;)。

2009年4月10日(金)
「なんだかイケそうな気がするぅ〜」

コミックスタジオ、ちょこちょこいじってみましたが、トーンをデジタル化するくらいなら、
すぐに対応できそうです。
長年、フォトショップいじってきたおかげもありますが、いやまあ、よくできたソフトです。
スキャンした原稿が拾ったゴミを、一発で掃除する機能は「こりゃ便利だ」です。
せっかくなので、今回のネームは試しにコミスタで描いて見ることにします。

今回のネームとは、「光速シスター」第3幕のネームです。
掲載は、5月22日発売のスペリオールで、今回は4話分です。
担当さんによると、第4幕は10月で、コミックスはその時にとのこと。
コミックス派の皆様、まだ少しの辛抱です。

2009年4月9日(木)
アマゾンプライムは超便利!

もう長いことネットショップのアマゾンを利用していて、そうとう便利だと思ってますが、
アマゾンプライムはもっと便利です。
アマゾンプライムとは、年会費を払えば、対象賞品は送料無料で届けられるシステムです。
通常の、1、500円以上で送料無料の縛りがないので、500円とか300円とか、ちょっとした
日用品も無料でどんどん届きます。
  こんなのとか↓
  拡張テープ
その他のネットショップでは、送料が500円とか千円とかかかってしまいますので、
プライムの年会費を払っても、トータルすれば全然割安です。
しかも都内在住なので、早朝注文すれば、当日中に届きます。
いや、もう便利すぎて、ばんばん注文しまくってます。
今年会員になったばかりですが、こんなに便利ならもっと早く入会しとくんだった。

そんなわけで、今朝注文して本日届いた「コミックスタジオ」です。
  コミックスタジオ
まずは、トーン貼りからデジタル化ですが、はたして今回の原稿に間に合うのでしょうか。

2009年4月7日(火)
読み切り、ようやく終了

3月いっぱいで挙げるはずの読み切り原稿が、延びに延びて、今日終わりました。
前半、そうとう苦労した作画も、ラストの方では、なかなかの絵がいくつか描けたので、
そこそこの満足感を味わってます。
しかし、そうなると前半の手が慣れてなくてイケてない作画を直したくなるわけですが、
〆切りも守らなくてはいけないので、なくなく手放すわけです。
んで、こういう直しきれなかった部分は、単行本化の際に、修正入れたりするのですが、
これはこれで、その時のコンディションでうまく行く時と行かない時があって、ジレンマを
感じたりするわけです。
「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」なわけです。by諸星ダン(^^;)。

そんなわけで今回の読み切りは、4月30日発売の集英社発行、
週刊プレイボーイ増刊「漫’sプレイボーイ」に掲載されます。
もちろん、集英社で描くのは初めてであります。
発売日近くに、またお知らせします。

2009年4月4日(土)
「同じ顔が描けるようになろう!」

BS11で突如始まったテレビ講座シリーズ「ゼロから始めるマンガ上達塾!」。
第1回のテーマは「同じ顔が描けるようになろう!」でした。
もう私も長いことマンガ描いておりますし、周りからはベテランだと呼ばれるようになりましたが、
描けねえんだな、同じ顔が、これが(^^;)。
下手なのはしょうがないけど(なくはないけど)、とにかく毎度作画に苦労する理由のひとつに、
毎日同じコンディションの絵が描けないと言うところがあります。
昨日描けたはずの絵が今日は描けなかったり、今日描けたキャラが明日には、
まったく描けなくなると言うことは常にあります。
力不足でも、毎回ちゃんと100%の力が出せれば、もっと〆切りも守れるんですけど…。
ここまで苦労するのは、これはもう医学的にダメなんじゃないかと、頭でイメージしたことが、
腕に伝達されにくい内部構造なんじゃないかと、そもそも脳の機能が絵を描くことに
まったく向いていないんじゃないかと、いつも思うわけです。

とまあ、愚痴ってばかりじゃ仕方がないので、第1回の口座、きっちり講師の先生の
おっしゃるとおり、顔を描く練習を30分やりました。
次回は「全身ポ―ズを描こう!! 」です。

2009年4月3日(金)
ドラマ「つばさ」スタート

現在、私の中の一押しの有望株、多部未華子主演による、NHK朝の連続テレビ小説が、
今週スタートしました。
朝のテレビ小説を観るのは、1986年の斉藤由貴主演「はね駒」以来ですから、
実に23年ぶりであります。

川越にある老舗和菓子屋の家事を切り盛りする、多部未華子演ずる『つばさ』。
個性的な家族にご近所、久世光彦を意識した演出、どこかで見たことあるようなお茶の間。
ああ、しかし…ついて行けないかもこのドラマ。
なんだかドタバタしているだけで、ちっとも具体的なシチュエーションが出てこない、
わたしの好みでないパターンのドラマだ。
でも、この世界にちょっと違和感感じている人は多いように思うので、途中で軌道修正
して来るかもしれないので、しばらくはつきあってみることにします。
多部未華子写真集のような構成のオープニングは、とても良いです。

2009年3月29日(日)
「コサキン」終了。ムックン、ラビーお疲れ様でした。

長年、原稿描きのお供で聴いてきたラジオ「コサキン」が27年の幕を閉じました。
漫画デビューしてからですから、トータルで25年分くらいは聴いたでしょうか。
ずっとずっと続くと思っていたのに、寂しいなぁ。
本当に好きだったので、若い頃はイベントにも積極的に参加しました。
番組本の発売時には、有川くん(放送作家)の握手会にわざわざ並んだり、
まったく無名だった頃のルー大柴を見にいったり、武道館で佐野量子ちゃんと
ナマコの蝶々結びをしたり、もちろんムックン、ラビーご本人も生で何度か拝見しました。
私自身、東京に来てから、マンガ家になってからが青春だと思っているので、
まさに、青春と共に歩んできたラジオ番組でした。
ああ、どうして終わっちゃうんだよお〜。
初めてアシスタントに来た人に無理矢理聴かせて、「な、なんですか!?このラジオ??」って
反応楽しむことも、もう出来なくなってしまいました。
いつか、復活を心待ちにしております。

2009年3月26日(木)
えっ、もう一週間!?

最近おつきあいしてる編集さんが増えたので、そうすると、担当されてる雑誌を
送っていただけるようになるわけです。
これまでも、小学館のビッグは全誌送られてきていたので、それなりに郵便受けも
忙しかったのですが、前にも増して忙しい状況になりました。
週刊誌も新たに2誌増えたので、そうすると「えっ、もう一週間経った!?」

毎日のように郵便受けの前で立ちつくします。
前号をまだ読んでいないのになぁと困りつつも、実はこの状況がちょっと
うれしかったりします。
毎日、いろんな雑誌が送られてくるって、憧れてたんですよ。
デビューしてから20年以上経ちますが、こういうちょっとした、しかしそれなりに大きな変化が、
日々のエネルギーになります。
がんばります(^^)。

2009年3月23日(月)
すみません、愚痴ります…

はあぁ〜…
毎度のことですが、作画中はナーバスになります。
うまく描けないからです。ちっとも進みません。
描いても描いても、破砕帯に阻まれたトンネル工事のように、
描いては消し、掘っては埋まりで、遅々として前に進みません。
これじゃ、一日7ミリですよ、本当に。
後半、黒部のトンネル工事のように、追い上げられるのだろうか。

2009年3月22日(日)
「黒部の太陽」後編

後編もすごかったです。壮絶でした。
一日10メートル堀り進んでたトンネル工事が、破砕帯に阻まれて、
日に7ミリしか進まなくなるわけです。
黒部の山の前に、人間の知恵も技術もまったく歯が立たず、
現場の人間はどんどんおかしくなって行きます。
成果のない仕事を永遠に続ける事が、人間一番のストレスですから。
事実を元にしてるのに、ドラマなのに、トンネル本当に完成するのか?と、
すっかり感情移入してしまって、重い絶望感を味わいました。
しかし、男たちは負けなかったんですねえ。
やり遂げるんですねえ、すげえっすなぁ。
工事現場以外のエピソードも、じっくり丁寧に描いてあって、
ドラマに深みを与えていました。
入院中の娘のために、自分の作ってるダムの絵を描くシーンにはジンと来たし、
関西電気の社長と、傘下の建設会社の専務が、主従関係を越えて、困難に立ち向かう
誓いをする料亭のシーンは、「日本沈没」の山本総理と渡老人を思い出させるような、
名シーンだったです。
それにしても面白かった。
年に一回くらいは、こういう豪華で重圧などラマを観たいものです。

勢い余って、NHKオンデマンドで「プロジェクトX・黒四ダムに挑む 〜断崖絶壁の輸送作戦」
まで観ました。
こちらはドラマと違って、黒部ダムの工事が、いかに困難だったか、全体ががわかります。
昔の男たちは、すげぇよな。

2009年3月21日(土)
ドラマ「黒部の太陽・前編」

二夜連続、フジのスペシャルドラマです。
予告や番宣を見た限りは、どうだかなぁと思いましたが、なかなか面白かったです。
ドラマ部分もよかったですが、トンネル工法の専門的な部分も、男子の知識欲を
満足させてくれる物でした。
これだけ重圧などラマは、「白い巨塔」以来だ。
フジテレビのドラマ作りの底力を、今回も思い知ったわけです。
予告や番宣を見た限りでは、どうだかなぁと思った香取慎吾君も、まあまあよかったです。
怒鳴ると、悟空になってしまいますが、キムタクや中井君よりは、ぜんぜん良いです。
明日の後編も楽しみであります。

そんなこんなで、『大学漫画』が本日発送されてきて、印刷された今回の読み切りを
初めて読んだわけですが、最初に思ったのが「きたねえな、俺の絵」でした。
長年、漫画雑誌用のざらざらの紙に印刷されて来ましたので、今回のように、なんだか
高級っぽい紙にオフセットに印刷されると、アラがものすごく目立ってしまいますね。
若手の作品は、流石に同人誌でオフセット慣れしているのか、はたまたデジタル作画の
恩恵なのか、どれも綺麗ですね。
これは、ちょっと考えないとなぁ(^^;)。
それはそうと「ケータイ大喜利」に時々出てくる、小林千恵アナウンサー、いいなぁ。

2009年3月19日(木)
「ありふれた奇跡」最終回

すばらしいラストでした。もう、全肯定ですよ私。
ドラマが終了した後、その意味をしみじみ考えて、じわじわと目頭が熱くなりました。
後から胸に響くラストでした。
山田太一先生、お疲れ様でした。

ネタバレします。
子供の産めない加奈に、赤ん坊を預け姿を消した母親。子供を捨てた母親。
その見知らぬ母親の帰りを信じて、ひたすら待つ二人。
絶望した母親を救ったのは、みんなの優しさだった。
大切な何かを見つけた、加奈と翔太。
愛だけでは乗り越えられないと思ってた様々な問題。
しかし「愛」こそが、立ち向かう力になるのだ。
巡り巡って、ようやくたどり着いた当たり前の結論。
子供が産めなかろうが、血が途絶えようが、好きなんだからしょうがない。
このラスト、感情の温度差があるとは言え、「ふぞろいの林檎たち1」を思い出す。
「ふぞろい」と決定的に違うのは、歯を食いしばって愛を貫くって感じの悲壮感ではなくて、
状況を肯定的にとらえる、幸福感に満ちていることだ。
う〜、良い言い回しが思いつかないなぁ。

自分はそれほど不幸なのか?
確かに死にたくなるような、誰かを傷つけたくなるような、絶望的な不幸は世の中にはある。
しかし、自分は本当にそうなの?本当に不幸なの?
過剰に幸せを求めすぎて、自分を不幸な存在に追いやってないか?
足りない物の数を数えてどうするの?
足りないことが不幸なの?
持ってる物は何もないの?
今の状態は永遠に続くわけじゃないんじゃない?
「いくらでも道はあるよ。」
山田先生は、そうみんなに言ってたような気がする。

今回のドラマも、山田先生十八番の、最後に主要人物が一堂に会するという、
私の大好きなパターンをやってくれました。
ああ、でもこれで最後なんだなあ、山田先生の連続ドラマ。
いや、でもラストにふさわしい、静かな傑作でした。


そんなこんなで、E社の(イニシャルじゃないよ)読み切り作画中です。
やっぱりラブコメでございます(^^)。

2009年3月17日(火)
手の感覚ってスゴイ

下描き用に使っていたシャープペンシルが壊れてしまって、同じ物をネットで取り寄せた
わけですが、握ってみると、あれ?なんかちょっと軽いわけです。
娘にも先入観を与えず確認してもらったところ、やっぱり新しい方が軽いと意見。
急いで台所のデジタル計りで調べたところ、なんと新しい方が、1グラム軽かった。
おお、しゃりの重さを1グラムの誤差もなく握る、ベテランの寿司職人みたいだ。
人間ってスゴイ。
新しい方には、芯を多めに入れて重さを調整したので、問題なく使えてます(^^)。

そんなこんなで、たぶん明日発売「大学漫画」VOL12に読み切り描いております。
大きな書店でないと見かけない本ですが、アマゾンなんかでも買えます。
セーラー服とポニーテールがお好きな方、是非読んでみて下さい。
よろしくお願いいたします。
  大学漫画・vol.12
  アマゾンへ飛びます
  小池書院のサイトからも直接買えます→こちら

  晴れた日に遠くが見える ←こんなんです(^^)

2009年3月12日(木)
「ありふれた奇跡」第十回

最終回だと勘違いしてました。あと二回です。
気持ちが噛み合っていない加奈と翔太。堂々巡り名二人。
あれ、展開がだらけてきたなあと、思ってたら!
あれこれ仕掛けておいたシナリオのトラップが、ここに来て顔出してきた。
さすがベテランの山田先生、ぬかりがありません。
これ最終回で、どう決着つけるんだろう。楽しみだ。

ようやく、傷害を乗り越えて、向き合う決心をした二人。
「いま三時、ホテルならチェックインできる」と加奈。
「こんな幸せ、顔に出したら品がない」表情にはしないが、うれしそうな翔太。
さあ、二人の新しい前進に、いよいよ大団円か、と思ったら!
最後の大仕掛け!これは罠か!?それとも奇跡なのか!!?
ああ、次回!早く最終回!
予告を(あえて)見ない事が、こんなに辛いとは!


そんなこんなで、今月〆切りのE社ネーム、やっと終わりました。
おおむねOK出ましたが、やっぱ長いのと、編集長のチェック待ちです。
それとは別に、ある偉人のイラスト一点上げなくちゃならない。
大変だけど、体調戻ってきたので頑張ります。

2009年3月9日(月)
「ヤッターマン」観てきました

アニメ版にそれほど思い入れがあるわけではないのですが、近年特撮で良い味出してる
三池崇史監督ですから、期待せずにはいられないわけです。
そんなわけで、このところ過眠と不眠が入り交じった変な体調の中、
妙な時間に早起きしてしまったこともあり、大泉のシネコンまで行ってきました。
平日の昼間にしては、けっこう人いたんじゃないでしょうか。女子高生も多かった。

冒頭、いきなり派手なアクション大立ち回りでスタート。
なかなか良くできたCGワークスを堪能。
しかし、ヤッターマンの世界観とか、よくわからない人はついて行けてるのだろうか?
とか思っていると、アクションが一段落したところで「説明しよう!」と来た。
そうか!その手があったよなタイムボカンシリーズには。いや、お見事(^^;)
その後は、タイムボカンシリーズお約束の、ベタでくだらないギャグ&エロネタ(いや、下ネタ)の
オンパレードで、もたついた感はあるものの、まあまあ面白かったと言えるでしょう。
まあまあなのは、アニメに思い入れがないので、冷静に鑑賞してしまったせいでもありますが、
やっぱちょっと物足りなかったかなという印象もありますか。
アクションやCGも初めは良いけど、途中から飽きてきたし、シナリオ、エピソードも
全体的にアイディア不足に思えました。
ギャグも滑り気味だったかな。劇場静かだったし。
ボケに対してツッコむ人が下手だったのが一因かな。
良いツッコミか悪いツッコミかは、突っ込む人の声の調子で決まるんですよ。
その場に合った最も的確な声のオクターブがあって、そこを外すと笑えなくなる。
音楽と同じです。
まあ、高度な技術なわけだから、そのあたりは経験積んだ芸人さんでないと無理なわけです。

しかし、3悪トリオはもう完璧でした。特にドロンジョ様!
もういろんなところで語られてますけど、深キョンドロンジョは果てしなくカワイイです!
もぉ、ドロンジョ様のためだけに、男どもはオッサンどもは劇場に足を運ぶべきです。
それから事前情報はなかったものの、当然あるであろうと踏んでた、例のお3人さんの
カメオ出演もありました。
いろいろ文句も書きましたが、アニメ、マンガ原作の実写化の中では成功と言えます。
国産の特撮物もっと見たいです。

追記・例の3人さんは残念ながらフルメンバーではなかったようです。

2009年3月6日(金)
「ありふれた奇跡」第九回

久々の更新で、また「ありふれた奇跡」の話です。すみません。
なんだか視聴率が一桁になったとかでニュースになっていましたが、やっぱショックって言うか、
残念て言うか…
「岸辺のアルバム」も「想い出づくり。」も「ふぞろいの林檎たち」30年近く前の作品です。
あれほどの名作は生まれっこない、そんなことはわかってる。
しかしそれでも、今のドラマにはない宝石が山田太一脚本にはたくさん隠れてる。
その事に世の中の人が気付いて、ドラマ不振の中、たった一人気を吐くみたいな、
それこそ「奇跡」が起こるんじゃないかと、どこか期待していたと思う。
そうならなかった事は、やっぱ残念です。

ドラマはいよいよ佳境です。ネタバレします。
子供の産めない加奈、子供なんかいらないと翔太、
血が途絶えるのが絶えられない戦災孤児のじっちゃん、
しかしそのじっちゃんの息子は、古女房が忘れられず家を出て行った。
そんなんで幸せか?家族や子供なんて、煩わしいだけなんじゃないか?
いなきゃ文句も言えねえ、思い出すこともねえ、
家事で妻と娘をいっぺんになくした孤独な中年、誠が言う。
様々な思いが交錯する中、加奈は翔太との別れを決心する。
翔太は諦めない。しかし、自分が甘いと言うことも知ってる。
次回、最終回!どんな奇跡が待っているのか!

訂正・あと二回でした(^^;)

2009年2月26日(木)
「ありふれた奇跡」第八回

残り話数、少なくなってきた。
今回は、前回生まれた誤解が、登場人物の間を巡り巡るお話なのね。
本人に真相を確かめもしないで、周りに誤解がどんどん広がってじゃ、安っぽいコメディになって
しまうわけですが、流石に山田先生、そうはなりません。
当然、真相をきっちり本人に確かめます。普通そうしますからね。
ところが、真相わかって誤解が解けて、だけど問題は解決しない。
誰も悪くない。みんないい人達だ。
自分のためじゃなく、愛する家族のために良かれと思って行動するわけ。間違ってないの。
思いこみとかではなくて、みんなちゃんと他人を思いやって、相手の立場をちゃんと
組んであげて受け入れてて、想像力のある人たちなの。
それでも自分(の我がまま)を通すだけのそれぞれの正当な理由があって、問題は簡単には
解決しないわけ。もお、切ないわけ。

だけど心配なんかしてない。
山田先生は、どんな状況でも人間前向きに生きる方法があるんだと言うことを、
最後には必ず提示してくれます。
早くラストが観たいです。

2009年2月24日(火)
遠くへ行きたい
時々やるんですが、まったく知らない駅を降りて散歩しまくるという趣味を、
アイディア練りがてら久々に実行しました。
まず、二つ隣の三鷹から特急あずさに乗り換えます。
今日の目的地は大月駅です。
大月とは、中央線をずっと西に行った山間にある、山梨県の駅です。
特急で50分くらいですか。
しかし、大月に到着するも雨が激しく散歩は断念。
仕方なく各駅停車で電車の旅に変更。
と言っても、下ってきた路線を逆に上るだけなのですが、いやいやどうしてどうして、
これが面白かった。
なんだか用途のよくわからん貯水池や、人通りなどまったくない山道にポツンとある
一軒家とか、これまた用途のわからない工場とか、ああ雨さえ降っていなければ
歩いてみたいと思える見知らぬ土地を眺めつつ西八王子まで戻りました。
西八王子→八王子間は雨の様子を見つつ徒歩で移動。
結局、今日歩けたのはここだけ。なにしに行ったんだか(^^;)。
そのうちリベンジしなくては。
2009年2月21日(土)
ロールケーキ三昧

ありがたいことに、このところ様々な方からロールケーキをいただいております。
一人は、いつも新しいお菓子を見つけると送ってくれるお友達で、一気に三種類も!
あと一人は、これから読み切りを描かせていただく、E社関係の担当さん。
お二人とも、いま一番流行ってるロールケーキをチョイスして下さいましたので、
私は自宅にいながらにして、最新のスイーツを味わえてるわけです。
二人とも強者です。ありがたいです(^^)。
とっとと食っちまって、写真がありませんので、イラストを描きました。
参考になるかな?
      堂島ロールって言うらしい
中が全部クリームです。ロールケーキというよりは、海苔巻きみたいな感じですね。
全体的に甘さを抑えてあるので、大量にクリームがあっても、まったくしつこくなく、
美味であります。
ごちそうさまでした(^^)。

2009年2月19日(木)
「ありふれた奇跡」第7回

今回も文句なし!すばらしい!
視聴率はイマイチのようだけど、そんなことはどうでもいい!
このまま、この世界を貫いて下さい!いや、もう些かの心配もしておりませんが。

出てくる人たちは、皆いい人達ばかりだ。
他人をおもんばかる、いい人たちばかりだ。
だからといって、うまく行くとは限らない。
いい人達だからこそ、問題を解決しにくくしている。
ありがちなドラマの、ありがちな刺激的な問題ではない。
それこそ、ドラマであるならば、簡単に乗り越えらそうな問題ばかりだ。
だけど、そんな簡単じゃないのだ、山田太一先生の脚本は!
こんなすばらしいドラマの視聴率が悪いなんて。
いや、どうでもいいんだけど。

今回、ツボつかれたセリフ。
頼りない孫の翔太をかばう、おじいちゃん。
「欠点のない奴はいねえ、いたらそれはインチキだ」
ついでに、前回ツボつかれたセリフ。
行き当たり場当たりな、翔太の母親。
「お弁当取っちゃって悪いね。サンドイッチが良いなんて言っといて、
見るとお弁当がいいんだもん」
スバラシイ!!!

2009年2月18日(水)
フラれました

モテモテだぁ〜等とちょーしに乗っておりましたが、今月末〆切りの携帯配信の仕事が、
先方さんの諸事情により、お流れになってしまいました。
残念です
…。
そんなわけで、E社の読み切りを前倒しして進行することにします。
〆切りは3月末、掲載は5月頭の予定です。

2009年2月17日(火)
今日の二つの失敗

@E社との打ち合わせだったのに、危うくすっぽかすところだった
先方から電話があって、慌てて駆けつけましたが、30分遅刻してしまった。
B社の原稿を直前までやってたからなんですが、本当は先週には渡すはずだったのだから、
完全に自分のミス。
どうもスミマセン。
モテモテだとか言って(執筆依頼が相次いだって話ね)、ちょーしに乗ってたのがいけない。
反省…。

A「ザ・マジックアワー」のつもりでレンタルしてきたDVDが、「有頂天ホテル」だった。
確かに、棚からレジに持って行ったDVDは「有頂天ホテル」の方だ。
完全に私の勘違い。はあ…。

そんなこんなで、本日渡した原稿は、3月発売の『大学漫画』に掲載されます。
妄想率95パーセントの、恥ずかしい青春ラブコメストーリーです。
発売日が近づいたら、改めてお知らせします。

2009年2月14日(土)
かっこいいチョコ

いや、本来なら家族にもらったチョコをウェブに載っけるなんて、絶対やんないんですが、
なかなか面白い贈り物だったので、紹介することにしました。
  バルタンのチョコ

  バルタンチョコアップ
おお!かっこいい!
オモチャ売り場にある、バンダイのソフビと同じサイズっぽいから、型を流用したのかな?
いや、なんの確証もありませんが(^^;)。
お店には、ウルトラマンのとか、ウルトラマンとバルタン星人の対決ジオラマ風とか
あったらしい。

2009年2月12日(木)
「ありふれた奇跡」第6回
益々すばらしい第6回!
ついに加奈が自分の秘密を打ち明けるわけですよ。
しかし、最後までもったいぶった秘密は、それほど衝撃的な内容ではなかったのね。
正直「え?そんなもの?」と一瞬思ってしまった。
だけどそれは、大いなる間違い。
最近のドラマにありがちな刺激的な内容ではなかってだけで、
当人にとってみれば、乗り越えるのは並大抵じゃない大問題なわけですよ。
ドラマは語りかけます。

その人の立場に立って考えてみろ
想像しろ
人の気持ちをわかれ…。

現代人にとって、すごく難しいテーマを投げかけてるわけです。
簡単じゃない。
その人の為を思って吐いた優しい言葉が、その人を傷つけてしまう、
その言葉で、その人を癒せても、同じ言葉で、別の誰かを傷つけてしまうことだってある。
加奈の秘密を知って、それでもかまわないと、即答する翔太。
「本気で考えて!本気で想像して!」加奈は叫ぶ。
「俺の気持ちは変わらない」翔太は言う。自分はそんなあなたを受け入れると。
「すぐに決めたことは、すぐに変わる!どうしてそんなにキッパリ言えるの!?」
もお、すごい!この台詞回し。
側にいる、君を一生護るみたいな、綺麗な言葉は何の意味も持たないと言っとるわけですよ。
最近の若者の流行歌、そんな歌詞ばっかりで大嫌い。いや、私も作品で時々使うけど(^^;)。
もお、この人達がどんな結末を迎えるのか早く知りたい。
ああ、でもドラマが終わってしまうのは嫌だ。

ところで、今回も山田先生十八番の、中年同士の大人げない喧嘩のシーンがありました。
最初は冷静に建前で話してる。
そのうち、ちらっと本音が出る。
たちまち、もめる。
ああ、面白い!早く次回を!
2009年2月11日(水)
椅子がそろそろヤバイ

長年座ってきた仕事椅子が(15年くらい?)、ずいぶんくたびれてきた。
座面の角度を固定させる機能、たぶん金属のフックかなんかだと思うんだけど、
そこが馬鹿になって来て、体勢を変える度にガタガタ動いて落ち着かないし、
腰とかをグキッてやっちゃいそうで怖い。
でも、椅子を買い換えるのは、もっと難しくて怖い。

何年か前に、体に負担がかからなくて、えらく良いと評判の、デザイナー、マンガ家御用達の
アーロンチェアーに買い換えたことがある。
    アーロンチェア
ショップで半日悩んで、あれこれ座って、15万くらいの大金はたいて買ったのに、
結局一日で手放してしまった。
負担がかからないように、サスペンションを効かせたみたいな、ふわふわした座り心地が、
どうにも馴染めなかった。軽く酔った(^^;)。
最も困ったのは、通気性を良くした、あのメッシュのところが、寒い!
ショップは暖かかったので気づかなかった。
つまりアーロンチェアの機能的に優れてたところが、自分の身体に合わなかったのだ。
幸い、当時のアシスタントさんが、買い取ってくれたので(3×くらいだったか?)、
無駄にはならずに済んだけども、それ以来、椅子選びにはちょっと懲りてしまった。

そんなわけだから、高価な椅子を買う勇気がないので、安くてもそれなりの椅子を
探しています。
買って座ってみないと、わからないものね(^^;)。

2009年2月7日(土)
コンビニ効果

マイファーストビッグ版「りびんぐゲーム」発売中です。
今回で最終巻です。よろしくお願いします。
    
近頃やけにモテモテだと言う話をしましたが、いや、異性にモテたとかって話じゃないですよ。
執筆依頼が相次いだって話です。
お会いした編集さん等が、一様にコンビニで見かけた「りびんぐ」の話をしておられるのを
聞いて、ふと思ったわけです。
もしかして、このところモテモテなのは、このおかげではないのだろうかって。
コンビニで「りびんぐ」が、毎月目に付くところにおかれたおかげで、皆さんの脳に
すり込まれたのではないかって。それでお声がかかったのではないかって。
もちろん、それだけではないでしょうが、一因であるとは思います。
コンビニの宣伝力のすごさを思い知ったわけです。

2009年2月6日(金)
「ありふれた奇跡」第5回

ああ、もう駄目だ。どんどんはまる(^^;)。
人には言えない秘密を共有する親父二人。(風間杜夫、岸辺一徳)
家族に知れたら困る、職場にばれたら身の破滅と知りつつも、そこから逃れられない
人間の悲しき性。
いや、もう、この親父同士の会話が面白くて面白くて。
山田先生の独特の台詞回しと、演技達者なお二人の掛け合いなものだから、
もう、最高の喜劇になってる。最高。

一方で、逃れられないトラウマを抱えて、苦悩する主役達。
行き場のない悲しみを、間違いと知りつつ他人にぶつけ、そしてお互いが傷つく。
「それでも生きていくしかない」加奈はつぶやく。
ああ、切ない。切ないよお。
みんな、最後どうなるんだろう。
ああ、早く続きが観たい。

ところで、前回予告でネタバレがあったので、今回から次回予告を観ないことにしました。
ああ、早く続きが観たい。

2009年2月3日(火)
ショック!「コサキン」終了

ネットのニュースで知ったのですが、小堺さんと関根さんとで長年放送してきたラジオ、
「コサキンDEワァオ!」が、
今年3月いっぱいで終了するそうです。
いつかは終わるでしょうが、このタイミングはまったく不意を突かれた。驚きました。
マンガ家と深夜ラジオは切っても切れない関係にあるわけですが、特にこの「コサキン」には
大いにお世話になりました。
ブランクはあったものの、ずっと聴いてきたし、今も聴いてるのに…
昔みたいに、大盛り上がりすることはなくても、ゆる〜く、いつまでも続くと思っていたのに…
ああ、終わるなんて残念…。

2009年1月29日(木)
「ありふれた奇跡」第4回

今回も、実によかった(^^)。
山田先生のどのシリーズもそうだけど、いい歳のオッサン達がはしゃいだり、
感情的になったり、とっくみあいしたりと、
生の大人達の、それでいて笑えるシーンが
必ず入るので、どの登場人物にも感情移入しやすい。
若い二人の物語の裏で、もっとややこしいドラマを展開する大人達。
加奈と翔太の両父親が、喫茶店で思わせぶりな会話を繰り広げてるところで今回は終了。
ああ、すっごい謎とサスペンス!早く次回が観たい!
(予告でネタバレしておりましたが…)

今回のツボを突いた台詞回し。
翔太が帰宅すると、父親が(風間杜夫)が一人で晩酌してる。
つまみはザーサイのみ。
「ザーサイだけなんだ」
「うん」
「なんかないの?」
「ザーサイがある」
ああ、もうこういうボケてんだかツッコンでんだかわからない、独特の日常会話大好き!
「そりゃ、そうだけど…。」
「ある物を愛せだ!」
こんな屁理屈も大好き!次回も期待してます。
こういう台詞回しは連続ドラマでなければ出てこないけど、山田先生は今回で連続ドラマ
最後だと言うこと。残念。


そんなこんなで、現在読み切りの下描き中なのですが、ものすごく久しぶりに
セーラー服を描いているので、ちょっと楽しいっす(^^;)。

2009年1月27日(火)
やっぱりモテてモテて…

いや、異性にモテたとか言う話じゃなくて、執筆依頼の話です。
新たに別の出版社、 H社から(イニシャルじゃないよ)お仕事の依頼が来ました。
24日の日記を読んでの連絡らしく、タイミング悪くてすみませんと、謝りが入ってました(^^;)。
とか言ってると今日になって、A社の「光速シスター」4月再会が決まりました。
ああ、でもホント、どうなってるんでしょうね?
金融危機が巡り巡って、こんないたずらを仕掛けてきたのでしょうか?
オバマ就任の影響でしょうか?(時事ネタを入れてみました)
日本を、いや世界を裏で牛耳ってる闇のトップが、陰の指令を出したんでしょうか?(妄想)

決まったこと、決まらなかったこと、いろいろありますので、随時報告させていただきます。
ありがたいことです(^^)。

2009年1月24日(土)
モテモテでテンパってます

いや、異性にモテたとかそういう話じゃありません。
あ、更新さぼっちゃってすみません。

去年、あれほどヒマだった事への反動か、なにか不吉な前触れか(^^;)、
今年に入ってから執筆依頼の連絡が相次いでます。
現在、A社の「光速シスター」が再会待ちの状態で、B社の2月〆切りの読み切りを執筆中で、
同じ2月にC社のケータイ配信の読み切りがあって、D社の月刊連載の話が進みそうな所へ、
E社の読み切り依頼が来て、そんな中、昔世話になったF社からも、会いたいと連絡してきた。
他にも同じA社とG社も無視できないところで待機してます。
いや、自慢したいわけではないですよ。もちろん、ありがたいことですし。
しかし、こういう状況はデビュー以来、初めてなので、ちょっとテンパっているのであります。
自分の現在コンディションなんかも考えると、思いっきり無茶も出来ないですし。
悩む、悩む…。
とは言え、この状況をちょっと楽しんでいる自分もいたりします(^^;)。

「ありふれた奇跡」相変わらず面白いです。
山田太一先生の独特の台詞回しは、主役の若者二人の会話では流石に違和感在りますが、
ベテラン勢の芝居はほんと面白いです。笑えます。

家族を亡くした孤独な男(陣内孝則)、自分のアパートで、翔太に哀願するように言う。
「泊まってく?泊まってもらうなんてなんて無理だよな?無理…だよね?」
「無理だけど…。」
「無理、してくれる?」
ああ、もうこの切り返しも、山田先生独特で実に笑えます。
「5時起きで、出てくことになるけど…。」
男の頼みに応える翔太。
しかし、直後の男の返し…、
「駄目だよ、俺なんかの頼み聞いてちゃ駄目だよ、あんた優しいねえ、生きて行くの大変だろ、
若い奴はな、もっと自分中心でいいんだよ」
ああ、もうタマラン。頭の中の予想を、どんどん裏切ってくれる。
次週も楽しみ(^^)。

2009年1月15日(木)
「ありふれた奇跡」第2回

今回も良かった。
やや強引かなと思える部分もあったけど、ラストシーンでもう許しちゃう。全肯定!
ちょっと、ネタバレします。
お互いなんとなく惹かれあってるのに、気持ちがすれ違う、じれったい加奈と翔太。
本当の自分を知ってもらおうと、左官の作業着のまま待ち合わせの喫茶店に現れる翔太・
そんな格好では困ると失礼な対応の店員・店員の対応に怒った加奈は啖呵切って店を
飛び出す・加奈の格好良さにほれぼれする翔太だが、加奈は言う「こういうことすると、
揺り戻しが来るの、落ち込むの」・これだよ、このセリフ!
ああ、やっぱ好きだよ山田太一ドラマ!
二人の距離が、ちょっと縮まったところで第2話終了。

ああいったセリフは仲間由紀恵本人の性格を投影してるんだろうなと、想像できるわけです。
なにかのインタビューで語ってたのですが、山田太一先生は脚本を執筆する前に、
出演者の方々と徹底的にディスカッションして、構想を練り上げるそうです。
過去の作品を振り返っても、演者本人の性格が、役に反映されてるなあと思えることが、
幾度もありました。
そういう裏も想像しながら観るのも、山田太一ドラマの楽しみであります。
次回も楽しみです。

2009年1月14日(水)
新しい波?

本日、マンガをケータイ配信している会社の方とお会いしました。
私も先方さんも、まだ手探り状態なので、ぼんやりとした話しか出来ませんでしたが、
とりあえず、エッセイっぽい読み切りを1本描くって方向になりました。
とは言え、いろりろ大人の事情があるので、実現するか否かは、現段階では微妙。
経過は随時お知らせいたします。

2009年1月11日(日)
今年こそ新刊コミックスを

と、思っとりますが、とりあえずマイファーストビッグ「りびんぐゲーム」発売中です。
   りびんぐゲーム・甘い生活!?
なんか、すごい表紙だなあ(^^;)はずかしいなぁ(^^;)。

2009年1月8日(木)
「ありふれた奇跡」観ました

ユーミンか中島みゆきかと言えば中島みゆき、
倉本聰か山田太一かと言えばもちろん山田太一です。

山田太一脚本のドラマには計り知れない影響を受けました。
星里マンガの根っこのかなりの部分、山田太一ドラマが占めてます。
そんなわけで、山田太一先生、久々の連続ドラマ第1回です。

ある日、駅のホームで加奈(仲間由紀恵)は、電車に飛び込もうとした中年男(陣内孝則)を、
やはりたまたまそのホームにいた見知らぬ青年(加瀬亮)と二人で助ける。
しかし男は、死ぬ気などなかった、二人にいきなり殴られたと、ものすごい剣幕。
その事がきっかけで、加奈と青年との、とってもスローリーな恋模様が、始まってんだか、
始まってないんだか、妙にじれったい。
数日後、ホームの中年男が、二人に会いたいと連絡してきた…。

やっぱ、ええですわ、山田太一脚本。
もお、そんなわけないでしょ、そんなシチュエーションありえないでしょと思いながら、
結局作品世界に引き込まれてしまいます。
恋愛部分の気恥ずかしさといい、でもこういうことあったらいいなと思わせてくれる
ホント加減といい、誤解を恐れずに言うならば、大人の萌えでラブコメなんですよ。
もちろん、それだけではなくて、サスペンスっぽい要素を借りつつ、人間の奥深さを、
ちゃんと魅せてくれる。
シチュエーション→サスペンス→人間ドラマ。
この並びは、マンガを描く上でも王道なんですよ。
すごい謎とドラマを残しつつ、第1回終了。ああ、はやく続きが観たい。

2009年1月7日(水)
家族で「よつばと!」

今年もよろしくです(^^)。

年末年始は家族で、あずまきよひこ作「よつばと!」にはまりました。
マンガ夜話で取り上げられて以来、気にはなっていたのですが、試しに一冊読んでみたら、
こりゃ面白いっていうか、子供達もきっと好きになると判断し、全巻揃えました。
案の定、上の娘も下の娘も奥さんまで夢中で読んでます。いや、私自身もね(^^;)。
人物も上手いけど、背景描いてる人に、ものすごい上手い人が一人いますね。
作品の世界観構築に大いに貢献してる緻密な背景。
緻密だけど、うるさいって事はなくて、描くべき所と抜くべき所のバランスをすごく考えてある。
それに回が進むにつれて、スクリーントーンをほとんど使わない背景が増えてきて、
それがまたハートウォームな雰囲気でいいんですよ。
くやしい、なんかくやしいよ。こんなの俺、書けないもん。

そんなわけで、今年は仕事します。
よろしくです。

2009年1月〜4月

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