2009年8月31日(月)
なかなか良い「派遣のオスカル」
先週スタートした、田中麗奈主演による、NHK連ドラです。
田中麗奈は演技が上手いので、好きな女優です。
今回も、セリフの切れ味良しで、緩急自在な気持ちいい演技を披露してくれてます。
「ベルサイユのばら」が大好きで、(あ、ネタバレしますよ)少女漫画の編集の仕事に
憧れる主人公は、実際はしがない派遣社員。
少女漫画とは全く縁のない派遣先で、正社員共に虐げられる毎日。
そんな彼女を勇気づけてるのは、オスカルのセリフの数々。
嫌な時は、心で、あるいは実際に声にして、自分を奮い立たせているのだ。
番組には池田理代子先生が全面協力で、ドラマの随所に、「ベルばら」の絵が
どんどん挿入されます。NHKさん、なかなかの本気度です。
NHKは過去に幾度も、池田理代子先生の特集で、良質な番組を作ってきたので、
先生との信頼関係も出来ているのでしょう。
そしてラスト、やるなNHKと思わせる憎い演出で第1話終了です。
主人公の田中麗奈が、ついに現状を打破すべく、革命を起こす決心をするのですが、
その時になって初めて、本当のオスカルの声が心に聞こえてくるのです。
本当のオスカルの声とは、田島令子さんの声です。
そうです、アニメの「ベルサイユのばら」で、オスカル役を演じた、
あの田島令子さんの声です。
久しぶりに聞いたこともあって、身震いしました。
いやぁ、すばらしいサプライズです。
続けて観ます。

そんなこんなで、まだ終わらない「夜のスニーカー・3話」と「光速シスター・12話」の
作業を、平行してやってます。
作品の傾向が違うので、ちょっと混乱してます。
そんなわけで、わたしも心の中で、名台詞を唱えて頑張るのみです。
「助けたのは俺じゃない…草薙さん、ガメラは味方です!」
2009年8月30日(日)
金田伊功さん追悼

本日30日は、すぐ側の杉並公会堂で「金田伊功を送る会」が開催されてますが、
残念ながら参加できないので、金田さんの作画の回だけ録り貯めてある「ザンボット3」を
鑑賞しながら仕事することにしました。でも無理でした。
金田作画を観ながら仕事なんて出来るはずありません。
かっこよすぎます。

   金田パース断念
せめてトップ絵を、期間限定で金田パース風に差し替えようとしましたが、
うまく行かず断念。
偉大なる天才に思いをはせつつ、仕事しました。

2009年8月28日(金)
「平成ガメラ・Blu-rayボックス」届きました〜part2
   上が楽天、下がアマゾン
写真の二つの荷物は、両方とも「平成ガメラ・Blu-rayボックス」です。
予約開始当初、楽天ブックスで予約しておいたのをすっかり忘れて、
アマゾンでも注文してしまったバカです、私(^^;)。
弱ったなぁと思ってたら、アマゾンは未開封であれば返品できるんですね。
おお、助かった。
そんなわけだから、昨日届いたアマゾンの分をバリバリ開けて、画質チェックって
ワケには行かなかったんです。
   平成ガメラ・Blu-ray
そんなわけで、アマゾンは返品しなくてはいけないので、楽天ブックスの方を開封。
だけど、無事だったからいいけど、箱物を発送するにしては、配慮に欠ける
梱包だと思いますね、楽天ブックスの方…。
こういうことあると、次に注文するの躊躇しちゃうなぁ。
その前にダブって注文するの、注意しなくては(^^;)。

【追記】
そんで、ちょっと画質チェックのつもりが、1本観てしまいました(^^;)
だって、ギャオス登場の14分あたりまでのテンポが、異様に良いんですもの。
ここまでで、人物配置や設定もすべて説明しきってるし。
ガメラ登場の31分頃までの、人間とギャオスの攻防も飽きさせないし。
そしてガメラ登場と、ガメラとギャオスの遭遇が同時なんですね。
このあたりまでの時間のつまみ方がお見事だし、このあたりの最大の見せ場である、
ガメラの非行シーンも、初公開時に劇場で身震いして、その後何度も観たのに、
Blu-rayの美しさにやられて、また身震いしてしまった。
そうなのよ、この回転ジェットのシーン、かっこいいと同時に美しいのよ。
ああ、買ってよかったBlu-ray。
次が私の大好きな51分頃、ガメラが人類の味方だと判明するシーン。
「助けたのは俺じゃない…草薙さん、ガメラは味方です!」
このセリフ大好きだ。
「ありがとう…あなたが来てくれなかったら」
「いや、助けたのは俺じゃない…」このあとに「ガメラが助けてくれたんです」と
続けては、なんのインパクトもサプライズもない。
「いや、助けたのは俺じゃない…草薙さん、ガメラは味方です!」
って、説明を飛ばすからいいんですねぇ。
プロの脚本家の書く台詞回しとは、こういうことを言うんです。良い仕事してます。
とまぁ、冷静に分析してたのは、このあたりまでで、あとはもう、ただひたすら
怪獣映画を楽しんでる内に、いつのまにやら爆風スランプのエンディングです。
「神話」は本当に名曲です。サンプラザ中野さん、良い仕事してます。

一本目は全体を通して、悪い奴はギャオスだけで、出てくる大人が責任感のある、
いい人ばかりなのがいいですね。
人類対怪獣という構造が、より明確に描けてて、シンプルでいて緊張感があります。
当時、奥さんとアシスタントさんを引き連れて、新宿の映画館まで観に行った頃が、
懐かしく思い出されます。
Blu-rayは画質が良いから、そういう記憶を呼び覚ましてくれるんですよ。
ああ、買ってよかった、Blu-ray(^^)

【追記の追記】
「15年目の証言」と題した、特典映像のスタッフインタビューが見応えある。
ガメラに関わった当時のスタッフ、96人にインタビューしていて、それぞれの視点、
立ち位置の違う裏話が聞けるところが面白い。
2009年8月27日(木)・その2
「任侠ヘルパー」第8話

ドラマ全体の核心に触れるネタバレです。ご注意下さい。

冒頭、施設の老人の臨終シーンからスタートします。
家族に誰一人看取られることなく、老人は介護ホームで一生を終えます。
この導入部は見事です。
ベッドが空けば、また新しい入居者が。
しかし入居してきた老人は、彦一等が敵対する鷲津組の組長(竜雷太)
だった。
なにか大きな企みがあってやってきたのか?自分たちの正体を知っているのか?
そもそも自分たちが、介護施設に研修に来させられた理由は何なのか?
謎が深まりますが、実は鷲津は、新たな勢力争いのために組員に捨てられたのだった。
家族に見放された同室の老人は、植物状態になり、病院で延命処置を続けることに。
生きると言うことは、死ぬと言うことはどういうことなのか、突きつけられる鷲津。
羽鳥の認知症は、どんどん進む。ヤクザ同士の勢力争いは激化する。
介護施設には不釣り合いな気合いの入った謎の若い職員。
一見善人だが訳知りな施設の院長。彦一と羽鳥と四方木(黒木メイサ)の三角関係。
ああ、いったいどんな結末が待っているのか、予告を見る限りでは、次回更に
ハードな展開のようです。

2009年8月27日(木)
平成ガメラBlu-rayボックス、届きました
  アマゾンの箱
アマゾンで予約注文しておいた品が、発送されてきました。
本当は一刻も早く、画質の善し悪しをチェックしたいところなのですが、
残念ながら今日これを開けることは出来ません。
理由は、明日になればわかります。
バカな理由です(^^;)。

そんなこんなで、いろんな作業を平行してやっているので、ちょっと頭が混乱してます。
しかし来年は、4シリーズの連載を同時にやって行かなくてはいけないので、
なんとか慣れておきたいところです。
2009年8月25日(火)
あれま、ちょっとした浦島太郎

本日、「光速シスター」のネーム打ち合わせの際、コミックスの入稿スケジュールを
確認したのですが、あれま。
私が4年間もコミックスを出さないでいた間に、世の中は大きく変わっていました。
出版業界のデジタル化に伴い、製版所や編集プロダクションのタイムスケジュールが、
4年前のそれとまったく変わっていたのです。
入稿の順番や入稿時期が、今までの自分のやり方では通用しなくなっていました。
これは軽いショック&浦島太郎状態です。

つーか、昔考えで予定立てていたので、慌てて修正しなければならず、パニくってます。
ヤバイです。どうしよう…。

とりあえず、「光速シスター」第12話のネームは無事通ったので、まずはスケジュールの
組み直しから始めなくてはなりません。あわわわわ(^^;)

2009年8月24日(月)
あれ、意外と良かった「フレフレ少女」

テレビ放映していたので観ました。
新垣結衣主演の青春映画です。
以前にもチラッと書きましたが、ガッキー好きだけど女優さんとしてはイマイチだなぁと
いった印象なわけですが、ネームの参考になればと思って観ることにしました。
あこがれの野球部員の男子を応援したいという、不純な動機で応援団に入部した
少女が、やがて真の応援団員へと成長していく、「ウォーターボーイズ」的内容。
実際、前半は出来損ないの「ウォーターボーイズ」みたいで、応援団のダメっぷりと、
ガッキーの演技のイマイチっぷりが目立ってしまって、ユルユルな感じでしたが、
合宿を経て、みんなに団員としての気合いが入ってから、なかなか良くなりました。
特に、メガネのガリ勉風なキャラの男子が、後半別人かと思うくらい気合い入ってて、
おまえ、猫かぶってたろと、経験者だろと、いや演出なんかも、前半わざとユルユルの
ダメな感じに撮っておいて、後半〜クライマックスに気合い入れまくるみたいな、
監督の確信犯っぷりが、実に好印象を与えてしまっているわけです。
それにガッキーは、手足も長いし、顔立ちもきっりっとしてるので、応援の舞も
なかなか様になっていて、しかも可愛いと来てるから、これは企画の勝利ですね。
そんなわけで、私にもネームガンバレ的な気合いをいただいた、
青春映画の佳作であります。

2009年8月23日(日)
やや、夏バテ

去年の夏は、常用しているメンタル薬と、飲み過ぎたアイスコーヒーのカフェインで
胃をやられ
てしまったので、今年は気をつけて居たんですが…
やっぱり夏バテしてしまいました(^^;)。
メンタル薬は、ピーク時の4分の1の量だし、アイスコーヒーも昼間の一杯だけに
しておいたのに、どんだけ胃腸が弱いんだよ、俺っ。
思い返してみれば、休筆してた時期は、まったく夏バテしなかったので、
やはりストレスと胃腸に、密接な因果関係があるという事でしょうか。

2009年8月22日(土)
「任侠ヘルパー」第7話

ちょっと遅れて、録画をチェック。
いつも通りのフォーマットでドラマがスタート。
ふむふむ、今回はそう来たのね、みたいな冷めた視線で鑑賞する私。
ちょっと中だるみかな?みたいに思ってたら、いや、今回もお見事!
以下、ネタバレです。
元教師だった母の為に、結婚も出来ずシングル介護を続ける初美(西田尚美)。
男と逃げて、母の介護を投げ出した過去を暴露された羽鳥(夏川結衣)。
自分も捨てられるのか、不安な羽鳥の息子、涼太。
一度母に捨てられた経験のある彦一(草なぎ)は、どれもこれも目をつぶっておけない。
そんなある日、がんばって介護を続けていた初美は、体よく仕事場をリストラされ、
せめてもの息抜きと、同窓会で再会した男子との食事を、母親に邪魔され、
ついには親子で死のうと、包丁を持ち出す。
そこへ危機を察した彦一、華麗に登場!
彦一は目の不自由な初美の母に、状況を知られないように、無言で初美の包丁を
手で受け止める。この辺の脚本の見せ場、見事!草なぎ君もかっこいい!
初美の母は、一時入居でタイヨウにやってくるも、まったく心を開かず、ただ娘の
名前を呼ぶだけだった。
しかし、その心を解きほぐしたのは、涼太だった。
涼太は、おそらく母の認知症のことを察し、将来に備えて、夏休みの間、
ヘルパーの仕事を手伝っていたのだ。
元教師だった初美の母は、涼太に宿題を教えることで、気持ちを落ち着かせていった。
いや、もうキャラクターの配置が見事で、無駄がない!
予告を見る限りでは、来週はもっと波乱な展開が待っている様子だし、
目が離せません!!

2009年8月19日(水)
みなさん、お忙しい

ゆうべは、ご近所マンガ家さん等と、久々に飲みました。
しかし、6人の予定が、みな仕事が終わらなくて、3人で始めることに。
後に一人、仕事を終わらせて合流。急遽、呼び出されて作家さんを足して、
最終的には5人でした。
ああ、でも私、二件目で、完全に場をしらけさせる行動を取ってしまい、
皆様に迷惑をかけてしまいました。
済みません…反省してます。
楽しく飲んだ後でも、落ち込むことが多いのに、今回はヤバイです(^^;)。
仕事に逃げます。っておい!

2009年8月17日(月)
漫’sプレイボーイ 2号・発売中

「夜のスニーカー」第2話、掲載中です。
今回も、エロとエロの間にガッツリ挟まれております(^^;)。
よろしくお願いします。
    漫’sプレイボーイ2号

今週の週刊アスキーで唐沢なをき先生が、金田パースネタを描いてます。
対応、速いです(^^;)。

2009年8月16日(日)
『ガメラ対大魔獣ジャイガー』と『星里もちる』

BS11で「ガメラ対大魔獣ジャイガー」やってました。
この作品は、私の人生を運命付けたと言っても、いいかもしれません。
公開は1970年、私が9歳の時です。
初めて劇場で観た映画「ガメラ対バイラス」は、兄に連れられてでしたが、
「ジャイガー」は「ギロン」に続いて、一人で劇場まで観に行きました。
それで、このジャイガーには、どハマりして、なんとかこの面白さを、観に行かなかった
兄に伝える方法は、ないものかと考えました。
当時、同時期に冒険王かなんかで発表された、漫画版「ガメラ対ジャイガー」は、
ページも短く、まったく物足りなかった私は、「自分で描くしかない!」と思い立ち、
この歳から初めて、コマを割って漫画を描き始めたのです。
しかし、どういうワケか幼かった私は、映画をそのまま描いてもつまらないと思い、
オリジナルの怪獣が出てくる、オリジナルストーリーのガメラを描き始めたのです。
そうなんです。「ガメラ対ジャイガー」を、一人で観に行かなければ、コママンガを
描くという行為を始めなかったかもしれないのです。
おかげで今でも私は、まだ見ぬ新怪獣を追い求め、漫画を描き続けてるという
ワケであります。

ところでこの時、B6の小さなノートにびっしり描いたマンガが、その後どうなったか、
記憶が定かではありません。完成はさせたのは覚えてますが、(ガメラは最後、
敵怪獣の周りを回転ジェットで、猛スピードで回り、炎の竜巻を作り、敵怪獣を
骨にしました)兄はどういう感想持ったのか、そもそも読んでもらえたのかさえも、
覚えていません。ちゃんと取っておけばよかったなぁと、今でも公開しています。
確か5年生くらいの時に、描きためたノートを自ら燃してしまった様に記憶してます。
ああ、もったいない。
自分の手元に残っている、自分のもっとも古い漫画は、中学の時に描いた
「空手ケチ一代」という、「空手バカ一代」に影響されて描いた、ギャグマンガです。

ああ、待てよ。いま急に記憶が蘇った!
初めて描いたコママンガは「ガメラ」じゃないぞ。
そのもっと前に、テレビの「ケロヨン」に影響されて、普段は人間だが、
側転すると、ケロヨンみたいなカエルに変身する、カエル人間の漫画描いた!
今、思い出した!
「ケロヨン」の放送が、1966年〜70年だから、たぶん小学校1年くらいの時に
描いたのかもいれない。
てことは、もう、成るべくしてなった職業なのか、漫画家は。
う〜ん、その時の作品、タイムスリップして読みたい。

追記
んで、久々に見た肝心の「ガメラ対ジャイガー」ですが、途中で寝てしまいました。
何日か前やった「ギロン」も寝てしまった。
全体を支配するのんびりムードと、やたらと長い子供達がガメラを応援する場面で、
集中して観るのが困難だった。

2009年8月14日(金)
金田さんの追悼記事

産経ニュースに、金田伊功さんの追悼記事が掲載され、宮崎駿監督が想い出を
振り返っています。

現場が明るくなると言う、金田さんを起用したもう一つの理由が、実に印象的です。
来月は、アニメージュでも特集を組むという噂があるので、チェックしようと思います

2009年8月13日(木)
「任侠ヘルパー」第6話

いきなりネタバレしますよ。
介護施設タイヨウに、新たに認知症の婦人が入所してきた。
彼女は、施設の色ボケじじい風間(ミッキーカーチス)の初恋の相手だった。
一方、ヤクザを理由に妻と別居していた二本橋(宇梶剛)は、風間に励まされ、
妻と復縁を決意し、ヤクザから足を洗う決心をする。
しかし、同時進行の二つの恋は、残酷で悲しい結末を迎える。

なかなかいいです。甘いとかユルイとか辛いこと行ってきましたが、
泣かそうと思えば、いくらでもお涙ちょうだいに出来る、今回のようなエピソードで、
実に静かで押さえた台詞回しと、あざとくない演出で、スタッフの誠実さを感じます。
このあたりの方向性は「白い春」と似てますね。
良質のドラマだと思います。
しかし、羽鳥の若年性認知症の問題が、このあと大きくのしかかってきます。
スタッフの踏ん張りに期待します。


ああ、そんなこんなで、8月は片付けなくてはいけない〆切りがたくさんあるのですが、
やっぱり思い通りに作業が進んでません。
一番やっかいなのは、「光速シスター」コミックスのカバーイラストなのですが、
なんのヒントも見つけていません。
新しい大リーグボールを生み出そうと苦悩している、星飛雄馬のごとき心境です。

2009年8月11日(火)
西荻窪・本屋さん事情

最近になって家の近所に、書店がオープンしました。
まあまあの面積ですが、ごくごく普通の品揃えで、決まった雑誌を買う分には
いいですが、
ふらりと寄って、本を探すと行った用途には向かない、まったく面白みのない本屋です。
このご時世だし、リアル店舗はどこも苦労しているのに、大丈夫なのかと心配になります。
心配する理由は他にもあって、その場所は、過去様々な店がオープンしては、
すぐ閉店を繰り返してきた、曰くありのテナントビルだからです。
西荻窪に引っ越してきた頃、なにかのお店でしたが(失念)、すぐになくなり、
その後は、ローソン→フィギュアショップ→オリジン弁当→ほっかほか亭(ほっともっと)と、
有名どころのチェーン店も太刀打ちできない、鬼門の場所なのです。
しかも、その何年か前に、その場所の目と鼻の場所に出来た書店が、
数年でつぶれた経緯もあります。本当に勝算があって出店したんでしょうか、謎です。
駅近の書店は、どこも頑張ってて、ふらりと寄って雑誌を買ったついでに、
もう何冊か買いたくなる本を、うまく陳列してあるA書店、サブカルチャー的な、
マニアックな品揃えのB書店と、普段はこの2店舗で充分役割を果たしてくれてます。
どちらも小さな店舗ですが、良いお店なので、私は好きです。

ところが残念なことに、その2店舗だけではなく、その他のいくつかの店舗でも、
『星里もちる』のコミックスは、現在1冊も置いてありません。
休筆して新刊が出なくなったここ数年の話ではなく、以前からそうです。
子供の学校関係などで知り合った人たちに、買うからタイトル教えて等と言われますが、
近所になければ、わざわざ買ってはくれませんから、その点はジレンマ感じてます。
とりあえず9月(ではなくて10月)に、ひさびさの新刊が出るので、
発売直後は、並んでくれると思います。
ちょっと、寂しいですね。
本屋のことより、自分のこと心配しなくては…(^^;)

2009年8月9日(日)
やっぱり面白い「ガメラ対ギャオス」

昼間、BS11で放送していたので、また久しぶりに観ました。
やっぱりいいですね。怪獣バトルの部分と言い、予算をかけた特撮部分と言い、
アイディアもドラマも見所満載です。
なによりも、後の昭和ガメラ作品と違って、大人の都合の大人の世界に、
子供がうろちょろしてるという、構図が良い。
(後のシリーズでは、世界観自体が、幼稚で子供っぽい)
この方が、子供と動物の(ガメラね)純粋な交流の部分が生きてきますね。
自分の欲ばかり考えてた村人達が、実はみな善人で、ちゃんと改心する下りの
シナリオ設計も、実に説得力があって、監督や脚本家に大人の知性を感じます。
最も印象に残るシーンは、ギャオスの断末魔を知って、それぞれに安堵する
大人達の中で、ただ一人、ガメラの安否を気遣って、山を見つめる時の子供の顔。
ガメラの無事を知って、心底安堵した時の笑顔。
私の中では「ポセイドンアドベンチャー」のラスト、助けられたものの、
命を落として行った仲間を思い、何とも言えない悲しい表情をした、
アーネスト・ボーグナインの顔に匹敵する名シーンです。
Blu-ray出てるんだよなぁ、どうしようかなぁ。

2009年8月8日(土)
のりピーではなく、酒井法子
在宅アイドルウォッチャーとして、一言だけ。
私たちの世代にとって、80年代のアイドルが起こす事件事故には、重い影を落とします。
酒井法子は、ずっと重い物を背負って生きてたような印象があって、
のりピー語を喋ってても、のりピー音頭を踊ってても、心底笑った姿を見た事がない。
その様子に、なにか芯の強いしっかり者みたいな印象を抱いて、かなり好感持って
ウォッチしてきた。
近年になっても、その好印象は変わらなかったのに、いったい何がどうなって、
こんな事件を起こしてしまうまでに、なってしまうのか。
それとも元々こういう人間だったのか。私の観察眼は間違っていたのか。
年甲斐もなく、なんだか裏切られた〜的な気分を抱いてしまうのか。
私にとっても、本当に大事件です、酒井法子逮捕は。



昨日今日とで、年末年始の仕事が決まりました。ありがたいです。
T書店と、H社の雑誌です。
いずれも、シリーズを想定した読み切りになると思います。
詳細は、追々お知らせします。

2009年8月7日(金)
大原麗子さんと言えば「雑居時代」

ニュースでは、元祖癒し女優みたいな感じで報じられてますが、
私の印象では、元祖ツンデレ女優といった感じです。
やはり思い出深いのは、石立鉄男さんと主演したドラマ「雑居時代」でしょう。
主演二人は、毎回毎回喧嘩で、物語の終了寸前で、やっぱり直前まで喧嘩していたのに、
突然告白され、実は好きだったって事を自覚するわけですが、
その時の大原麗子さんの、もう、かわいかったこと、かわいかったこと。
主演のお二人が、お若いのに亡くなるなんて、残念でなりません。
ご冥福をお祈りいたします。

2009年8月6日(木)
「任侠ヘルパー」第5話

ネタバレです。
夫の介護に疲れたと、遺書を残して自殺を図る倍賞千恵子演ずる、老婦人。
老老介護の話かと思いきや婦人は、28年前に彦一を捨てた母親だったという展開。
母親を決して許せない彦一だが、結局は和解。このあたりの和解プロセスが、
やや甘いようにも思えるが、でも許容できる範囲の出来です。
それに、自分を捨てたお袋に対して、いろんな感情がわき上がって整理しきれず、
やさぐれてる感じの、草なぎくんの演技がすごくよかった。
この人、どうしてこんなに上手くなっちゃったんだろ。
芸≠ニ言うのは不思議な物です。
ところで今回の最後は、オーナーの羽鳥(夏川結衣)が、若年性認知症であることが
発覚するところで終わります。
大丈夫なの?そんな難しいテーマ扱っちゃって。
ああ、心配。したがって次回も目が離せません。

そんなこんなで、ニューマシンは、無事働いてくれております。
今までのマシンが、轟音だったので、かなり静かで、作業に集中しやすいです。

2009年8月4日(火)
マシンを急遽、新調しました

日曜の朝でした。
昨晩ポメラで仕上げたシナリオを、プリントアウトの為、パソコンを使おうとしたところ、
Windowsがスタンバイから復帰しません。
もともと中古で購入した時から、様子はおかしかったのですが、まあ、今回も
なんとかなるだろうと高をくくっていたら、まったくウンともスンとも言いません。
BIOSは立ち上がっても、その後はセーフモードだろうが、CDからブートを試みようが、
その他、自分の持てる知識を総動員しても、まったくどうにもなりませんでした。
時間は午後二時。
仮にこの後、手間暇かけて復帰できたとしても、〆切り前に
またこんな事が起こってはアウトです。
新しいマシンを買った方が早いと判断しました。
しかし、安くて、OS無しで、今日中に手に入るマシンは限られてます。
新宿にある、ショップパソコンに目をつけて連絡したところ、在庫ありとのこと。
取り置きをお願いしたが、断られたので、とにかく車で急いで新宿に向かいました。
無理を押して、取り置きを頼んでおかなかったことを、後悔することになります。
なんと、2台あった在庫が、タッチの差で売り切れてしまったいたのです。
この時、対応した店員がアホアホで、在庫がないのを、そんなマシンは置いてないの
一点張りで、ようやく見つけたマシンは、すでに売り切れ。
困ったなぁと、立ちつくしていたところ、その店員は、もう話が済んだと判断したらしく、
何事もなかったように、行ってしまいました。
え?すいませんも、取り寄せしますもナシ?
しかし、あきれてるヒマはない。
奥にいるベテラン店員っぽい人を呼び出して、在庫を確認して急いできたのに、
売り切れてて困ってると事情を説明したところ、
近くの池袋店になら在庫があることを確認取ってくれて、地図までプリントアウト
してくれました。
70点くらいの対応に安堵して、池袋に向かいました。
アホアホ店員には、3点をくれてやる。
無事池袋でゲットすることは出来ましたが、最初に対応した店員が、新宿店から来た、
名前も伝えてあると言っても、新宿店も私の名前にも、聞いたことがないという、
薄い反応。結局はそこのベテラン店員が、ちゃんとヒモがけまでしてくれて
用意してあったのを、持ち帰ることが出来、事なきを得ました。
ここのショップは、3点のアホアホ店員と、70点のベテラン店員のコンビで、
成り立って居るみたいです。
さて、持ち帰ったマシン。ネットでやたらと物議をかもし出してる有名なショップパソコン
なので、ちょっと心配でしたが、今のところ無事動作しているみたいです。
それにしても、メールやコミスタのデータ等を、専用ソフトでマメにバックアップしておいて
よかった。みなさんも気をつけましょう。
ちなみにマシンはこれ↓。
   ドスパラで購入
こういう、出っ張りも丸みもない、四角い筐体が好きです。
macのQuadra700みたいでいい。あと白かったら完璧なんですが。

そんなこんなで、「夜のスニーカー」3話のネームも無事通りました。
8月はいろいろ大変です。

追記
「金田伊功を送る会」のチケットは、ネット申し込み開始後、12分で満席になったらしく、
それじゃぁどうせ無理だったかなと、諦めがつきました。

当日は、ひっそりとご冥福をお祈りしたいと思います。

2009年8月1日(土)
ポメラでネーム、やってます

先日購入したキングジムの「ポメラ」で、ネームの前段階をシナリオにしています。
「光速シスター」あたりは、どちらかというと、ビジュアル志向が強いので、
いきなり紙にネーム(絵コンテ)切った方が速いですが、「夜のスニーカー」は
第二回のネームを切ってる時、セリフから思いつくことが多くて、サクッとメモできる
アイテムがあればなと思ってたところ、「おお、ポメラがあるではないか、」というわけで、
アマゾンにて購入しました。以上、言い訳おわり。
  ポメラ
いやあ、良い良いとは聞いておりましたが、これホントに良いです。
長いこと、もう20年以上、こんなモバイルテキストマシンの出現を待ってました。
キーボードは打ちやすいし、液晶は見やすいし、電池で長持ちするし、コンパクトだし、
決め手はATOK搭載!
過去に愛用した、200LXやThinkpad220もよかったですが、いろいろ勉強しないと
使いこなせなかったし、買って一瞬で使えるポメラにはとうてい叶いません。
こんなすばらしいマシンが、2万円しないなんて嘘みたいです。
  夜のスニーカー・ネタバレ
  見やすい液晶。ややネタバレしてます。

ところで、気持ちよく仕事していて、本日大事な用事を忘れてしまいました。
アニドウ主催の、金田伊功さんを追悼する会のチケット申し込みがあったのですが、
昼に思い出して慌ててサイトにアクセスするも、「締め切りました」と無情の文字。
ああ、ガックリ…
仕方ねえかと思いたいのですが、困ったことに会場が、すぐ側の杉並公会堂なのです。
当日までは、モヤモヤ気分が続きそうです…。

2009年7月30日(木)
「任侠ヘルパー」第4話

ドラマ全体としてのテーマは決まっていて、介護ヘルパーの仕事は、一人一人の細かい
ケアを考えてたら成り立たない、過酷で薄給な仕事に人が来なくなってしまう。
それでは、介護する人間がついには居なくなってしまう。
当然、介護の現場や専門家への取材とリサーチを、丁寧にやっているはずです。
もちろん、大上段にテーマを主張してはドラマにならない、観てもらわないことには
テーマも伝わりません。
そう言う意味で、毎回脚本家が工夫しているアイディアに感心するわけです。
介護ヘルパーには、多くの規則や縛りがあって、必ずしも介護して欲しい人の要求を
満足してあげられる物ではありません。
そこに目をつけ、ボランティアと称して、規則に縛られない手厚いケアをし、
お年寄りからお金を騙し取るという、女詐欺師が登場すると言った具合です。
女詐欺師にも事情があって、最終的には改心するという展開で、このあたりも
ちょっと甘々ですが、いいんです。
リアルで陰惨な場面だけを並べて、問題を放りっぱなしのドラマには飽き飽きしてます。
どうかひとつ、前向きなラストを期待します。

2009年7月28日(火)
打ち合わせ・トリプル

昨日は、昼間に10月発売の漫’sプレイボーイ「夜のスニーカー」の打ち合わせ。
夕方に9月開始の「光速シスター」第4幕の打ち合わせ。
夜には、デザイナーさんも交えて「光速シスター」コミックス表紙の打ち合わせでした。
打ち合わせも重要ですが、この日は、亡くなった金田伊功さんの冥福を祈る的な
意味合いも強く、漫’sの担当さんは、席に着くなり開口一番、金田さんの話題を
口にしました。
もちろん、ひとしきり金田作画について熱く語り、追悼の意を表しました。
夜は夜で、デザイナーの関さんと合流して、金田パースの話です。
その日、打ち合わせに出席した4人は、年齢が近いこともあり、金田さんの話から、
80年代のアニメの話になり、金田さんの門下生の話、安彦さんの話、板野サーカスの話、
アニメーターとしての庵野秀明の話、DAICONFILMの話などで、
大いに熱く盛り上がりました。
しかしながら、スペリオール担当のM井さんは、今ひとつピンと来ない薄い反応。
聞けば、アニメーターの作画については、それほど詳しくないとのこと。
星里「M井さんは、ヤマトのイベントで武道館に行ったり、イデオンを劇場まで観に行ったり、
   けっこうマニアックなのに、アニメーターには興味なかったんですか?」
関「M井さんは絵描きの人ではないから、作画には興味ないんだよ」
みたいな会話の流れの後、何を思ったかM井さん、
「いやいや、そんなことはない。ヤマトなら空で描ける」と言い出しました。
だったらみんなで、ヤマトを描こうと学生みたいなノリになって、それぞれメモ用紙に
落書きしたのが、以下の作品達。

    もちるヤマト
    まずは私、星里。無難にまとめてますね。

    関ヤマト
    デザイナー関さんのヤマト。松本先生の漫画版ですね。マニアック!

    西堀大和
    販売の西堀さんのヤマト。松本先生の担当でもあります。流石です。

そしてラストが、ヤマトなら空で描けると豪語した、M井さんの作品。
クリックすれば、表示されます。↓
    


それにしても、同世代の金田作画ファンからメールをいただいたり、
ネットのアクセスランキングの上位に、金田さんの名前が上ったり、
思った以上に皆の心に、金田伊功さんの仕事が心の奥深く刻まれていたのですね。
ここは是非NHKで、金田作画の特集を組んでもらいたいです。
改めて、ご冥福をお祈りいたします。

2009年7月25日(土)
「任侠ヘルパー」再放送・第3話

うっかり第3話を見逃したところ、昼間に「1〜3話一挙放送!」みたいな
再放送してくれたので、
助かりました。
ドラマの評判も視聴率も良いらしく、局側の作品に対する本気度がうかがえる
ナイスな編成ですね。
もちろん本編そのものも、相変わらずな本気度であります。
いつものネタバレです。

孫に、虐待を受ける老婦人を知り、なんとか救い出そうとする、りこ(黒木メイサ)。
女だてらに任侠道を重んじ、組を仕切る りこは、半端な奴が嫌いだった。
ついに虐待の現場を突き止めとっちめるが、しかし介護の苦労は並大抵ではないと、
泣きながら反省する、孫の高志を一旦は許す。
しかし高志は、りこのシマで、勝手に薬の売人をしているところを、りこの組員に
捕らえらてしまった。高志はまったく心を入れ替えてはいなかったのだ。
素人に勝手な商売をされては、組のメンツが立たない。
高志を始末するべきだとの若頭をの意見を振り切り、りこは高志を警察に自首させる。
「あんたがいなければ、おばあさんは一人になってしまう。綺麗になって出直してこい」
やがて老婦人は、りこの働く介護施設にやってくる。
しかし認知症により自傷行為に走る老婦人の安全のために、拘束具で縛るしかなかった。
「これでは、虐待を受けてた時と同じだ」と、りこと彦一(草なぎ)はやりきれない。
オーナーの羽鳥(夏川結衣)は言い放つ。
「一人一人の心に入り込んでいたのでは、介護は出来ない。私たちは家族にはなれない」
老婦人は叫ぶ「高志ー高志ー!」と。たった一人の家族の名前を。
りこの姿は目に入っていない。

いや、なんか重いなぁ。毎回面白いし、面白いだけではなく、誠実な脚本だとは想うけど、
これ、先々大丈夫なのかなぁ。
今回の見所は、高志に殺されかけたりこを、間一髪、颯爽と助けに来る彦一。
つよぽん、かっこいい!!

2009年7月22日(水)
金田伊功さんが亡くなられた…

デザイナーさんからのメールで知りました。
ああ、これはショックだ…
大好きだったアニメーターが、しかもこんなに若くして亡くなるとは…
星里もちるの作品の基礎を構築してくれたのは、育ったところがクソ田舎なおかげで、
充分に情報を得ることが出来なかった漫画作品ではなく、間違いなく、テレビのアニメです。
本屋はなくても、電波は各家庭に届きますからね。
特に金田伊功さんは、20代の頃、計り知れない影響を受けました。
今でも私は、金田さんの影響下にあって、連載中の「光速シスター」に
金田テイストをこっそり盛り込んで遊んだりしております。
実際には、それ以前の作品から、こっそり盛り込んで降りましたが…。


ああ、来週には、メールくれたデザイナーさんと、「光速シスター」のコミックスの
打ち合わせをするわけですが、金田さんを追悼する会になりそうだ。
金田伊功さんのご冥福をお祈りいたします。

2009年7月17日(金)
また、Blu-rayの話です。すみません…

迷いに迷いましたが、「眠れる森の美女」Blu-ray買いました。
  眠れる物体X

なぜ迷ったかと言いますと、ディズニー映画には、さほど興味がないからです。
しかしこのBlu-ray、私みたいな画質マニアにはの心をくすぐる仕様になっているんです。
ディズニーが、ものすごい手間暇と予算をかけて、徹底的にデジタル修復し、
1959年のこの作品を、新作アニメのような映像に蘇らせたのです。
しかも、日本では一度も公開されなかった、オリジナルの画角、通常のシネスコよりも
更に広い、[2.55:1]のサイズで収録してあります。
後にも先にも、70ミリで撮影されたアニメ映画は、世界中でこの「眠れる森の美女」
だけなのです。(たぶん)
実は、今回初めてちゃんと「眠れる森の美女」を観るわけです。
果たして、本当に新作を観てるような画面になっているのでしょうか。
とりあえず、今は我慢。お仕事お仕事。

ちなみに下のパッケージは、輸入した英国版「遊星からの物体X」のBlu-rayです。
すでに持っていたDVDは、非スクイーズ収録でワイドテレビには対応してなかったし、
特典のメイキングやコメンタリーに、日本語字幕が付いていないという、
とんでもない商品でした。
今回、英国版ですが、解説にもちゃんと字幕付いてるし、日本語吹き替えも入ってます。
送料込みで、2352円。安い!

追記
「眠れる森の美女」冒頭の数分だけ観てみたら、ああ、なんだこれ!
本当にきれいだ!本当に50年も前のアニメなの?これ???マジで新作みたいだ。
もちろん傷ひとつない美しい画面だから、そう思えるってこともあるんだけども、
その他にも、どうやって撮影しのか、まったくわからないカメラワークが存在する。
アニメのアナログ撮影には、かなりの制限があって、自由自在というわけには
いかないんだけども、どう見てもデジタル合成したとしか思えないような、セル重ね枚数と、
奔放な多方向への移動。
特典のメイキングでその謎が明かされてるのだろうか。
いや、たぶん気の遠くなるような手作業による物なのだろうけど、ああ、怖い(^^;)。
じっくり鑑賞する時間を作りたい。

2009年7月16日(木)
なかなかの本気度「任侠ヘルパー」第2回

今回も、やや甘い昭和の香りのする脚本でしたが、なかなかよかった。
以下、ネタバレです。
介護ホームいちの頑固者で乱暴者の、津川雅彦さん演ずる本村老人。
名うての柔道家だった本村も、歳には勝てず、リハビリと車椅子の生活。
そんなある日、訪ねていったかつてのライバルが、寝たきりで紙オムツの世話に
なってるのを目の当たりし、ショックを受けてしまう。
ホームで効率化を図り、オムツを着用するように言われてた本村。
ついには自分も失禁してしまった。
精気をうしなった本村を奮起させるために彦一(草なぎ)は、とんでもない行動に出る。

もう、完全に非常識で非道徳な行動なんですが、彦一自体が、反モラルなヤクザですから、
なるほど、うまく出来た設定です。
これなら番組当てのクレームも、最小限で済むのではないでしょうか。
それに、草なぎくんのヤクザ役は、実に堂に入ってて、なかなかの演技の幅を見せて
くれます。やっぱ役者・草なぎ剛は、ええわ。
それにしても、草なぎくんのドラマ、ハズレがないなぁ。
いい演者の所には、優秀なスタッフが回ってくるって事なのかなぁ。
初回の視聴率もかなりよかったみたいだし、勢いづいたドラマ班が、どんな展開を
見せてくれるのか目が離せません。

そんなこんなで、引き続き作画中です。
今年も、夏バテには気をつけなくては。

2009年7月10日(金)
トレース台、届いてます

注文しておいた、新しいトレース台、届きました。
  トレース台
購入したわけではなく、ICのポイントでもらった物です。
ICのトーンや商品には、ベルマークのような点数が付いていて、貯まった点数に応じて、
関連商品がもらえるという、すばらしいシステムです。
いただいたA4のトレース台は、400点の商品。トーン、200枚分です。
そんな大量のトーン、どこにあったかというと、それまで貯めておいたポイントが50枚、
残りは、まだ未使用のストック分です。
つまり、150枚のトーンが手つかずのまま、デジタルに移行してしまったのです。
1枚、400円として、6万円分。う〜ん、もったいない。
「光速シスター」のコミックス化の際、アナログ原稿分の修正に使うとして、まだ
大量に余ります。う〜ん、資源の無駄だ。
なんて思ってたら、中学の娘の美術部でもらってくれるらしいです。
おお、なんか急にいいことしたみたいだ。
  光るトレース台
そんなわけで、ちゃんと光ってます、トレース台。

そんなこんなで、「光速シスター」今期、最終回掲載のスペリオール発売中です。
よろしくです。
  スペリオール724

2009年7月9日(木)
どこまで本気か、「任侠ヘルパー」

本日スタート、フジの連ドラです。
振り込み詐欺などで、年寄りから金を巻き上げる、草なぎ剛演じる今時のヤクザが、
老人介護の現場で奮闘し、ホントの任侠に目覚めるみたいな、ハリウッドスタイルのドラマ。
本物の介護の現場をリアルにってわけではないので、ややファンタジックで
甘い脚本だとは思いますが、初回としては上々の出来でしょう。
啖呵切る、黒木メイサかっこよかったし。
今後は、介護の現実をどこまで突っ込むのか、どこまでスタッフが本気なのかが、
計られると思うわけですが、どうやら毎回、超ベテラン役者陣が週替わりで、
介護の問題に取り組むみたいで、なかなかの本気度だと思えるわけです。
だって、初回が認知症の老人に池内淳子さん、2回目が津川雅彦さんというラインナップ。
次回以降も、要チェックドラマになりました。

ところで草なぎ君、例の事件で逮捕されたのが4月下旬、不起訴決定が5月1日、
テレビ復帰が、5月の下旬。
それで7月の連ドラ主演ですから、いったいどんなタイムスケジュールが動いてたのか、
まったくの謎です。
昼の「笑っていいとも」で黒木メイサが、まだ編集中だと言ってたので、
スタッフ、そうとう苦労しているようです。
事故がなければよいですね。

そんなこんなで、「夜のスニーカー」第2回執筆中です。

2009年7月8日(水)
資料写真のついでに…

「夜のスニーカー」用の資料撮影に、西武池袋線の中村橋駅まで行ってきました。
んで、ついでに、我慢できなくなって、すぐ側の豊島園駅まで「ヱヴァンゲリヲン・破」を
見てきました。
(↓以下、ネタバレはしていませんが、作品の構成について触れてます)

ぐへー、面白れー!
冒頭から、おおーとうなされて、ほほーと感心させられ、ふふふとニヤニヤさせられ、
それらが後の展開のための、残酷なテレビシリーズの再構成のだったことに膝を打ち、
更にそれらが、その後の前向きな展開への前振りだったってことに、本当に
感心させられました。
最後、ちょっと泣きそうになった。まさか「ヱヴァ」で泣かされるとは。
すでに、このハイテンション、続く「Q」と「?」は大丈夫なのかと、
いやいや、心配はしていません。
庵野監督、今回はやってくれそうです。期待します!
(ちょっと褒めすぎか?)

2009年7月7日(火)
日記のネタもないので…

フジの連ドラ「恋して悪魔・ヴァンパイア☆ボーイ」観ました。
ヴァンパイア物には、まったく興味がないのですが、最近妙に、みょ〜にエロっぽい
加藤ローサが気になっていたのでチェックです。
第1回、破綻のないちゃんとしたドラマでしたが、ティーンズ向けのヴァンパイア物ですから、
感情移入するのは無理でした。たぶんレビューもこれっきりです(^^;)。
けど、やっぱ、加藤ローサの教師役は、健康的にエロくて、その点だけでも、
見続けてもよいかなと思いました。
タイマーセット無しで、気楽に鑑賞しようと思います。
この枠、前回は「白い春」でしたが、最終回は視聴率が15パーセントを超えたようで、
『火10』の底力を知った思いです。

そんなこんなで、漫’sプレイボーイ「夜のスニーカー」第2回のネーム終了しました。
こちらは、エロくもなんともないので出来が心配でしたが、担当さんは絶賛してくれて、
一発オッケーをいただきました。
少し、街の資料写真が必要なので、明日撮りに行くことにします。

2009年6月30日(火)
今年、後半の仕事

「光速シスター」第3期の入稿も無事終了し、引き続き「漫’sプレイボーイ」の作業に入ります。
おかげさまで、2009年度後半の仕事は無事埋まり、昨年みたいに遊んでる月を作らなくて
済みそうです。
以前のように、仕事があって当然みたいな状況とは違うので、本当にありがたいです。
(ましてや、このご時世)
ああ、でもおかげで、Blu-ray観てるヒマがないなぁ。まだ「カリオストロ」しか観てないし。
映画館に行ってないなぁ。
「破」と「T4]と「劔岳」だけは、なんとしても劇場で観たいなぁ。

2009年6月29日(月)
スペリオール発売中

ウヒョー!テンパってまーす
作画中デース!
「光速シスター」第10話よろしくデース
  7月10日号

2009年6月23日(火)
「白い春」最終回

やはり、途中から路線変更があったんだと思います。
スタート時の暗い負の記号は、回が進むにつれ、なりを潜めて行きました。
殺人犯という人物設定、怪我を引きずる片足、執拗な刑事の追求、組との繋がり、
デビット伊藤の胡散臭さ、いじめられっ子のさち、サイトやポスターに使用された、
悲劇を予感させるビジュアルイメージ。
しかし、どんどん親子のほのぼの物語に変貌していき、笑えるシーンも随所にありました。
それ故に、私もはまって行ったのかもしれません。
この路線変更は正解だったと思います。
しかし!しかし!この最終回はまったく予想していませんでした。
いや、感の良い方なら予想したかも知れませんが、私はドラマや映画を観る時、
展開を予想しないで観るようにしています。
そのために予告編もチェックしなかった。想像したとおりでも、想像と違ったとしても、
なにも想像しないで観た方が、遙に楽しいからです。
ああ、だから、「白い春」のラストはショックが大きすぎます。
いつものネタバレ↓

「おじさんは、さっちゃんの本当のお父さんなんだよ」
ついにバラしてしまった、しおり。
しかし、とっさにその場は誤魔化し、事なきを得た(ように見えた)。
一方、さちの元を去った春男、定食屋に住み込みで働き始める。
そんな中、不穏な噂を知った春男は、デビット伊藤(役名忘れた)を問いただす。
鉄砲玉の代金として受け取った8百万は、デビットが着服していた。
俺を殺してくれと、土下座するデビット。
しかし、春男は彼を許す。彼と、生まれてくる彼の子供のために。
「たった一人の友達だったのに…二度と俺に顔を見せるな。おまえとは絶好だ」
絶好=Aさちと知り合っていなければ出てこなかった言葉だ。
春男は本当に優しくなった。
ある日、おじさん(春男)に絵を見せたくて、会いたくて、さちがはるばる春男を訪ねてくる。
「おじさんは、あたしの本当のお父さんなの?」
唐突にも思えたが、子供は時々、非現実的な事を信じたりする。
もしや本当の両親は、魔法遣いのエリートで、やがて自分は魔法学校で大活躍する、
みたいな。
現にさちは、春男の説得で、簡単におじさん父親説を捨ててしまう。
「おまえの父親は、あの親父(勇樹)だけだ。あんなにさちの幸せを願ってる人は、
他にはいない。俺はあの親父が好きだ。おじさんも、あの親父の子供に生まれたかった
くらいだ」
悲しいくらい子供っぽくて、しかし愛に満ちた春男の説得。
迎えに来た父親、さちの絵画コンクールの受賞、パンをこねる二人の父親と母親の絵、
真実を知られなくても、春男は充分幸せだった。
ここで終わっても、私はよかったと思うのに…

暗い負の記号は、ここで一気に物語りの、ほのぼのムードを払拭する。
パン屋をナイフを持った傍観が襲う!
勇樹をかばって春男が刺される!傍観は、かつて春男が殺した組長の息子だった。
「こいつだけは、助けてくれ」自らを省みず春男をかばって、やられるがままの春男。
わ〜ん、いいじゃんかよぉ、許してやれよぉ、ドラマスタッフぅ〜!
救急車で運ばれる春男。しかし医者は、手を尽くしたが意識が戻ることはないと宣告。
春男の手をにぎり、別れを告げるさち。意識のないはずの春男から、涙が…。
わ〜ん、スタッフぅぅ〜!!

なんつうか、仕方ないのかなぁ。
失血した患者の病室に、医者も看護しも居なくて、さちと春男の二人っきりなんて、
そんなの絶対あり得ないんだけど、もう途中からドラマの目線が、子供の目線まで
降りてきてるんですよね。リアリティうんぬんではなくて、昭和のドラマみたいで、
それはそれで好きなんだけど、ああ、ハッピーエンドじゃいけなかったのかなぁ。
悪い人には最後、天罰が下るって事を示したのかなぁ。
路線変更が功を奏して、毎週楽しみに見ていた我が娘達は、明日の録画を観て
どう思うだろうか。
何も知らずに、すやすや眠る娘…。って!寝てないよ!歯磨きさーい!って
母親に怒られてるよ!早く寝ろ、ばか!

2009年6月21日(日)
ドラマスペシャル「刑事一代・平塚八兵衛の昭和事件史」前後編

う〜ん、見応えあった。
「黒部の太陽」観た後、こういう骨太なドラマを、年に一回くらい観たいと言いましたが、
年2回くらいは観たい。そう言えば今年後半はフジの「不毛地帯」が控えているのだった。
何年かに1回は、こういう年もある。楽しみだ。

そんなこんなで作画中です。
トレース台は、ICスクリーンのポイントを使って注文しました。
速く届くといいな。

2009年6月12日(金)
割れちった…

長年愛用してきた、漫画家必需品のひとつ、トレース台が壊れました。
  割れたトレース台
椅子の脚が当たった拍子に倒れて、バリンと逝っちゃいました。
って、ガラスだったのか!ずっとプラスチックだと思ってた!
新しいの用意しなくっちゃ…

2009年6月18日(木)
「キングコング」到着

なんだか、はまりつつある海外版Blu-rayの輸入購入。
今回は、イギリスamazonから、直接買いました。
イギリスamazonが英語だからって心配ご無用。
海外版のディスク購入を指南した、親切なサイトはいくらでもあって、
指示通りに入力したら、たった1週間で無事到着。
送料込みで、2480円。安っ!国内で買うより千円以上安いです。
しかも、国内版のキングコングは、現在手に入りにくい状況にあります。
良い面がたくさんある海外購入。これからも利用しそうです。
     キングコングBlu-ray
      公開当時、一緒に観に行った長女が、いままで映画館で観た
       映画の中で、一番面白かったと言ってたっけ。
       まあ、流石に私はそうは思いませんが、Blu-rayなら、
       また観てもいいと思いました。

そんなこんなで、「光速シスター」のネームは終了。
ノリが良くて、ネームは速く終わる場合があるんですが、作画ではそういうことは
ないんですよねぇ(^^;)。

2009年6月17日(水)
「風のガーデン」見終わりました

東京では昼間再放送をしていたので、キャンディーズ繋がりで(伊藤蘭さん出てる)観ました。
倉本聰さんの脚本のドラマを観るのは、とんねるず主演の「火の用心」以来でしょうか、古っ!
「風のガーデン」、なるほど良くできたドラマです。
わたしも深い感銘を受けました。
ですが同時に、やはり自分は、山田太一派なんだなと改めて思いました。
それは、山田太一先生の物語に対する姿勢に共感するからです。
後に放送された「ありふれた奇跡」は、「風のガーデン」とまったく逆のシチュエーションで
脚本を書いてます。もしかしたら、「風のガーデン」を強く意識されてのことかもしれません。
「ありふれた奇跡」は、都会で暮らす∞若者が∞生きる方法を探す&ィ語です。
正直、年齢から考えると、山田先生はちょっと無理しすぎて、空回りしていたかもしれません。
ですが、曲がりなりにも、物語を描く仕事をしている私に、指針を与えてくれました。
私も可能な限りは、恥も外聞もかなぐり捨てて、若者のラブコメを描き続けようと、
決心を新たにいたしました。

2009年6月16日(火)
「白い春」第10回(ネタバレ↓)

さちの心臓の手術は無事成功し、(そりゃそうだ)春男にもらった絵の具で、
毎日絵を描くほどに回復。
退院したら、おじさん(春男のこと)と海に絵を描きに行きたいと、無茶を言うさち。
親父と行けよ、と春男。
だっておじさんの方が絵に詳しい!
そんなことねぇよと、まんざらでもない春男。
しかし、さちと海に行くなんて、そんな願いは叶いっこない。一番わかっている春男。
しかし春男は、ある日偶然居間に置いてあった、さちのアルバムを発見してしまう。
見てはいけない、見てはいけない、見てはいけない。長い格闘の末、やっぱり覗いてしまう
春男。(こん時の阿部ちゃんの演技サイコー!)
幼いさち、保育園のさち、入学式のさち、運動会のさち。
そのどれもが、微笑ましくて愛おしくて、たまらない春男。
さちを自分に取り戻したい!隠していた思いが、わき上がってくる春男。
その思いを胸に、海に一泊の旅行を申し込む春男。
その計画を知り、さちを取られてしまうのではないかと、危惧する勇樹。
しかし春男は、その旅行を勇樹にプレゼントし、店を辞めて出て行ってしまう。
このまま居ては、さちが愛おしすぎて、辛さが増すだけだ。
耐えきれずに、自分の素性を明かしてしまうかも知れない。
それだけは避けねばならない。それが、さちの為…。
春男を追っかけるさち。「子供なんか嫌いだ」さちを突き放す春男。もちろん嘘だ。
本当の親子の泣きのお別れ。
その様子を知ったしおり(吉高由里子)は、さちに真実を話そうとする。
かつて、父親に捨てられた自分と重ね合わせるように…。
てな所で次回最終回!ああ、切ない。

単なる、ネタバレ日記になってしまってます。すみません。
さちの幼い頃の写真、のぞみちゃんの写真をそのまま使ってあって、我が娘と
重なり合って、微笑ましくて愛おしくて(^^)。
「ルナハイツ」の現場で幼稚園の年長さんだった頃ののぞみちゃん知ってるし、
もう、我が娘のように勝手に妄想してしまう。
この気持ちが、春男の気持ちと完全に合致して、このドラマに入れあげてる、
冷静さを、やや欠いてる私。

2009年6月15日(月)
デジタル入稿、ちょっとしたトラブル

本日午前中が〆切りだったので、徹夜でなんとか原稿を完成させたのですが、
なんと、製版所のサーバーがダウンしてしまったため、ネットワークで入稿できなく
なってしまいました。
仕方がないので、データをCDに焼いて、担当さんが足で製版所に届けるという、
アナログ側に、ちょっと後退した方法で入稿。
製版所のサーバーは、夕方には復旧してた様ですが、こういうことってあるんですね〜。
今回は、受け取る側のトラブルでしたが、送る側の自分が深刻なトラブルに見舞われたら、
どうしようなんて考えて、なにかバックアップの方法を考えなくてはと思いました。

そんなわけで、「光速シスター」10話の入稿は終了。
本日中に次回の打ち合わせを済ませたので、明日から11話のネームに入ります。

2009年6月13日(土)
スペリオール発売中

「光速シスター」第9話掲載中です。よろしくお願いします。
   スペリオール6月26日号
連載自体は、もう1年以上やっているわけですが、劇中時間は数日しか経っていません。
連載再開で久しぶりに作画する時、ちょっと不満なのが、劇中の家電品が古くなって
しまうことです。
主人公の三谷くんの部屋のテレビ、スタート当初は最新機種でしたが、今となっては、
あんなにフレーム枠の太い薄型テレビは見かけなくなったので、すごく古くさく感じて
しまいます。そんなこと、誰も気にしてはいないでしょうが、なにしろ家電マニアなもので^^;。

2009年6月9日(火)
「白い春」第9話

まったく予想していなかった展開です。以下、ネタバレ。

初給料をもらった春男。
うれしくて、子供のように何度も中身を数えて、充実感を味わう春男。
その姿を、さちにスケッチされ、照れながらも満足げな春男。
春男は初給料で、さちにプレゼントする事を思いつく。
画材屋で(新宿世界堂!)1万近くする絵の具セットに、惜しげもなく金を払う春男。
しかし、その頃さちは、自宅で倒れて、病院に担ぎ込まれた。
あれ、なんだよ急展開だな。
さちの心臓には疾患があって、緊急に手術が必要だった。
あ〜、ずるいよ、そんな展開。
いろんな管を取り付けられ、ベッドで苦しそうな、さち。
ああ、痛々しい、見てられない。いやいや、これはドラマだった。
ベッドで苦しそうにしているのは、さちの役を演じている、大橋のぞみちゃんだ。
ああ〜、のぞみちゃんが、いろんな管を取り付けられて、ベッドに横たわらされてる。
カワイソス。この画づらが、とにかく痛々しくて、とにかくズルイ。
真理子と同じように、さちも失うのか?気が気じゃない春男。
春男は、真理子が助からなかったことで、医者に不信感を持っている。
てゆーか、逆恨みなんだけど。
さちが心配するからと、勇樹に見舞いを禁じられてる春男。
しかし、医師の計らいで手術前夜、こっそり見舞うことが出来た春男。
勇樹には強がって見せたが、ほんとは手術が怖いと、さち。
絵の具セットをプレゼントして、さちに勇気を与えた春男。
さちを、よろしくと、医者に深々と頭を下げる春男。
翌日、絵の具セットを胸に、手術室へ向かうさち。ここで今回終了。
ああああ〜〜ズルイ、ズルイよ〜。

追記
翌日、録画を見た娘の食いつきが、ハンパね〜(^^;)。
大人が見ると、脚本に小さな矛盾を感じる部分もありますが、
(おそらく、されたであろう)路線変更は、子供の食いつきを見る限りは、
正しかったのかなと思ってしまいます。

2009年6月8日(月)
DVD輸入しました

「カリオストロの城」のBlu-rayネタがマニアック過ぎたかなぁと、反省しつつ
今回もマニアックな日記です。
本日、私の最も好きな映画のひとつ、「ファーゴ」のBlu-ray米国版が届きました。
  ファーゴ・千と千尋・輸入盤
Blu-rayの場合、海外版でも、ふつーに日本語字幕や音声が入っていて、ふつーに
国内のプレーヤーで観ることが出来るソフトもけっこうあって、しかも送料を足しても、
日本版より安く買える場合が多いです。
そんなわけで今回、初めて輸入購入に挑戦してみました。
つっても、日本語で輸入代行しているショップを利用したので、超簡単でした。
もう一枚は、DVDですが、「千と千尋の神隠し」の米国版です。
ほんと、マニアックで申し訳ないのですが、米国版には、日本版にはない
特典映像が付いてるのと、、劇場公開版に近い色調で鑑賞することが出来ます。
(日本版の色調については、面倒なので説明は割愛)
ちなみにDVDの場合は、リージョンフリーに対応したプレーヤーを購入しないと、
海外版のソフトは再生できません。
こないだ買った、LGのBlu-rayプレーヤーが、対応可能だったので、ついでに輸入したと、
言うわけです。
たくさん買うと、送料は1回分で済むので(別途手数料はかかりますが)、お得です。
マニアックで、すみません。

2009年6月6日(土)
なぜか、キャンディーズ

最近、作業中のBGMはキャンディーズです。軽くはまってます。
私と同世代の方は、何を今更だとお思いでしょうが
、実はこれまでの人生で、
キャンディーズにはまったことも、好きになったことも一度もありません。
キャンディーズの起こした一大ムーブメントは、リアルタイムで知ってますが、どちらかと
言うとピンクレディ派で、多くのアイドル達の中の、いちグループでしかなかったんです。
きっかけは、昨年の秋の「笑っていいとも!」にゲスト出演した、伊藤蘭さんを観てからです。
キャンディーズの時も、それ以降も、あまりトーク番組とかで見かけることもなかったので、
(ご本人も、あまりお呼びがかからないと言ってました)びっくりしたのですが、
えっ、ランちゃんてこんな感じの人だったの?と、新鮮な驚きがありました。
もお、なんつうか、チャーミングだなぁと、気さくでノリが良くて、常識人で、ああ、
なんか、すごく好印象を持ってしまったんです。
その後、爆笑問題のラジオにゲスト出演した時も、聡明で話も面白くて、太田さんの
失礼なボケにも余裕でツッコンで、すばらしい間で「みごろたべごろ」ばりの
ミニコントも披露してくれて、すごく癒されました。
それからは、ベストアルバムを買ったり、youtubeで懐かしの動画を見たりして、
もうすっかり「あなたに夢中」な感じになりました。
改めて聞いてみて思ったのですが、キャンディーズの楽曲って、どれもすごくよくて、
ラン、スー、ミキの3人とも、実はすごく歌が上手いということを発見しました。
いやあ、落ち込んだ時は、しばらくはキャンディーズで行けそうです。

ちなみにネットで発見した、キャンディーズの曲を多く手がけた、穂口雄右氏の証言が
面白くて感動的です。これを読んじゃってから、ますます夢中です。
同世代の方は、読んでみることをお勧めします。
http://candies.sound.co.jp/records/CD99/TrueVision.html

2009年6月3日(水)
漫’sプレイボーイ・打ち合わせ

雑誌も作品も評判がよかったらしく、おかげさまで「夜のスニーカー」の続編を
描くことになりました。
本日は、その打ち合わせでした。
新作を描くか迷ったのですが、アンケートも良かったし、キャラへの思い入れも出来たし、
まったく別の設定、キャラで作品を起こす時間はちょっとなさそうなので、
続編で行こうと言うことになりました。
漫’sプレイボーイ2号の発売は、8月だそうです。
「光速シスター」が終わったら、すぐ作業に入ります。
今年後半も、仕事があってよかったです(^^)。

2009年6月2日(火)
「白い春」第8話

(ネタバレ)テストの点数を、父親の勇樹にチクった事で、さちに絶交されてしまう春男。
絶好を解いてもらうために、ゴム跳びの練習に付き合う春男。
ああ、なんてほのぼのな。
一方、対立したままの二人の父親、春男と勇樹。
前回は、wiiでテニス対決だったが、今回は林檎の皮むき対決。
ああ、なんて、なんて…(^^)。
決着はお預けだったが、仕事のためにやった林檎の皮むき。
二人の父親は、軽いシンパシーを感じて、小さく祝杯を上げる。
「お父さんが二人いるみたい」「おじさん、ずっとうちで働いてね」うれしそうな、さち。
春男も、心境としては複雑だが、真人間になる決意を益々固める。
しかし、春男の過去を知る闇の世界の影が、徐々に忍び寄って来ていた。
どうなる春男。このまま、さちのいるほのぼの世界で生きることは出来るのか。

我が二人の娘達も、ドラマを楽しみにしている。
最初は、自分とのぞみちゃんが同じ年ということもあって、下の娘だけが観ていたが、
前回の、のぞみちゃんの小躍りで、上の娘もすっかり心を奪われてしまった模様。
フジの火10は、そういう作品が多い。

2009年6月1日(月)
Blu-ray版「カリオストロの城」観ました〜後編
すばらしい出来のBlu-rayと作品。
しかし、オープニングで次元の足が一瞬飛び出る撮影ミスは、そのままだった!。
元アニメ撮影マンの星里もちるが、この歴史的ハプニングを考察!
って、すみません。考察したところで、たいした結論は用意されておりません。
まあ、そんなもんだろと思って読んで下さい。
これから書くことは私見であり、ミスを糾弾する趣旨はなく、また、足が飛び出たからって、
作品のすばらしさは、1ミリも後退しません。いや、1ミリくらいは後退するか(^^;)。

長い間、不思議に思っていたんです。なぜ、あんな撮影ミスが起きてしまったのか。
なぜ、それを見過ごしたまま、映画は完成してしまったのか。
アニメの撮影は、演出家の記した、タイムシートの指示に従って行われます。
通常はカメラ1台に、カメラマン一人、アシスタント一人のチームで作業が行われます。
複雑なカメラワークで、撮影台を何カ所も操作しなくてはならない時は、3〜4人で
当たることもありますが、問題の次元のカットは、単なるフィックスなので、
アシスタントが1人つくか、カメラマン一人でも充分撮影可能な簡単なカットです。
(セルの重ねも多いし、背景が暗い分、掃除に気を遣うので、実際はちょっと大変)
起こってしまったミスは、セルの重ねミスです。
撮影シートには、一番手前の草むらのセルは、止め≠ニ書かれて、カット尻まで棒が
引っ張ってありますから、シートの書き込みミスはありえません。
明らかに、撮影する段階で起きたミスです。
ちなみに、画像を確認した限りで、私が推測したセルの重ねは次の通りです。
上から順に、草むらのセル(ブックとも言う)→次元→フィアット車体→フィアットのドア
→ルパン→画用紙に描かれた背景だと思います。
(現場でセルを数える時は、下からAセル、Bセルと数えます。ルパンがAセル、フィアットが
Bセルといった具合)
推測なので、間違いはあるでしょうが、次元やフィアットのセルより、草むらのセルが
常に一番上、つまり一番手前に無くてはなりません。
しかし、どういうわけか、次元のセルが数コマ、草むらより手前に来てしまいました。
正確には、次元と草むらのセルの重ねが、数コマ入れ替わったわけです。
次元の動画セルを入れ替えるためには、一番上の草むらセルを、いったん持ち上げて、
草むらとフィアットのセルの間に、次元のセルを潜り込ませる必要があります。
片方の手で、草むらを持ち上げて、もう一方の手で、撮影台のタップに次元のセルを
固定させます。その上に草むらセルを重ね、シャッターを切る。
撮影の度にこの作業を繰り返すことになります。
おそらくは、次元を滑り込ませる前に、草むらを台に固定してしまって、その上に
次元のセルを重ねて、シャッターを切ったのだと思います。
(ちなみに、重ねたセルの一番上から、ガラスで押さえ、セルと背景を密着させて、
シャッターを切ります)
不思議なのは、この後です。
単純なセルの重ねミスはよくあることで珍しくないのですが、
この場合、次元と草むらの重ねミスに、次の入れ替えの時に気付いたはずです。
その証拠に、次の動画からは、正しい重ねに修正されてます。
実は、今回コマ送りしてみて初めて気付いたのですが、次元の体が完全にフィアットの
中に収まってから、もう一度、ドアのセルが、草むらの手前に来ます。
2度、重ねのミスを犯して、2度修正しているわけです。
不思議です。普通はミスに気付いたら、それまでの作業をNGにして、頭から撮影し直す
処置を取ります。つまり、その時のカメラマンは、ミスに気付きながら、そのまま撮影を
続行し、終了させてしまったのです。

うわ、なんか長い文章になっちまったな。
すみません、もう少し続きます。

それでも通常は、ラッシュ上映の段階でミスがチェックされ、リテークとなり、
再撮影ということになります。
ラッシュは複数の人間でチェックしますし、ましてやあの、宮崎監督です。
見落としはありえません。
では、なぜ、次元の足ははみ出したまま、公開されてしまったのか?
結論。
えーと、時間がなかったからです。
「カリオストロの城」が、非常にタイトなスケジュールで制作されたことは、有名な話です。
発売されたてる絵コンテ集で確認できますが、問題のオープニングのシーンのコンテは
存在しません。スケジュールの一番最後に作画されたことが想像できます。
もう、ほんとに最後の最後だったんだと思います。

 訂正・すみません、OPの絵コンテは存在してて、絵コンテ集にもちゃんと収録されて
     おりました。したがって以下に述べる検証は、私自身の完全なる妄想です。
     お詫びして訂正いたします。

リテークを出してる余裕はなかったのでしょう。
徹夜続きで、カメラマンも頭がボーッとしてたのかもしれません。
現像所の人は、矢のような催促の電話をかけてきます。
プロデューサーは、撮影台の後ろでにらんでます。
午前中にラボに入れなかったら、プリントに間に合わないよっ!
白身のまんま公開するか!?、てなもんです。
いや、もういいから、絶対リテーク出させないから、宮さんは俺が説得するから、
1分でも早く終わらせて、セルの重ね間違えた?わかりゃしないってそんなもん、
やっちゃって、どんどんやっちゃって!(いや、あくまで想像ですよ)
もう、誰も悪くないんですよ、不可抗力ですよ。
ましてや後年、ソフト化されて繰り返し家庭で観ることが出来る未来が来るなんて、
誰も想像しなかった時代の話です。
だからこそ、当時のまま、手を入れずにBlu-rayにするという判断をしないでほしかった。
そのカットを撮影してしまったスタッフの胸のつかえを取ってあげてほしかった。
DVDではそれが出来たんだから、今回もできたはずでしょ。
オープニングのその他のカットは、どれも撮影への負担を強いる、難しいカットばかりです。
(その分、アニメーターへの負担は軽い。スケジュールの判断から宮崎監督が、
作画時間のかからないカットにしたのかもしれません)
ヨットと通行人の複雑な横引きのカット、坂道でのフィアットの、なめらかな縦引きと、
見事な陽炎の波ガラス処理、貨物列車の動き、オープニングに限らず、
本編の難しいカットも、ほとんど完璧にこなしてます。(屋根の上の大ジャンプとか)
そこの撮影スタジオは、業界で有名な、丁寧な仕事をするスタジオでした。
もしかしたら、撮影スケジュールがなくなって、最後はよその撮影スタジオに、
外注したのかもしれません。(これも、業界にはよくある事)
その場合、メインの撮影スタジオは、出来を管理できなくなりますから、
スタジオの質によっては、いいかげんな仕事をされる時もあります。
もうほんと、仕方ないんですよ、これは。

ですから重ね重ね、ほんとに残念です。
もし、完全版という売り文句で、修正版が出るなら、わたしやっぱり買いますので、
ソフト会社の方、よろしくお願いします。
出来ればラストカットの、ハイウェイの車のがたつきも修正して下さい。
勝手なお願いです(^^;)。
ちなみに、この懸賞のために、オープニングだけチェックするつもりが、
カーチェイスのおわりまで、また観てしまった。
何度観ても冒頭の、この映画的疾走感はすばらしいです。
改めて、作品の偉大さに感銘を受けた次第であります。


そんなこんなで、「光速シスター」10話のネームは終了。
明日より、作画に入ります。
2009年5月30日(土)
Blu-ray版「ルパン三世・カリオストロの城」観ました

観ましたって、おいっ!ブルーレイはしばらく我慢するんじゃなかったのか?
いや、そうなんだけど、「ハッピーフライト」だって早く観たいし、今年後半には
「銀河鉄道999」と「平成ガメラ」がリリースされるし、レコーダーの方はアナログ放送が
終了するまで我慢するから、とりあえず再生できるプレーヤーだけでもって思って、
ネットで調べたら安いのは2万しないし、1999年に初めて買ったDVDプレーヤーは
確か6万だったし、それから考えると、なんて安いんでしょ、なんて思って、その、
とにかくもういいじゃんかよぉ〜。
以上、言い訳終了。

いやあ、観て良かった、買って良かったBlu-ray版「カリ城」!
こんなクリアな「カリ城」観るのは、1987年の公開時以来な訳です。
高画質化によって、今回初めて発見した箇所がいくつかあります。
冒頭、クラッシュしたカジノの車のボンネットに「ごくろうさん」と、ルパンのメッセージが
出てきますが、そのひとつ前のカットでは「ごくろうさま」だったり、
クラリスの花嫁衣装の裾に、レースの刺繍が色トレスしてあったり、これらは情報として
DVDでは読み取れなかった部分です。(DVDでもよくよく見直すと、判別できますが)
北の塔への潜入を試みる一連のシークエンス、虫のようにうごめくルパンの作画が、
実はとても丁寧なのが判別でき、巨大な城と小さなルパンの対比がより強調されて、
演出意図が明確に伝わります。
最も良かったのは北の塔で、落とし穴に落とされたルパンが残していった、
小さな一輪の薔薇。その薔薇の作画と色トレスが、信じられない美しさで、
愛おしそうに抱きしめるクラリスの感情が、直に伝わってきます。
本当にスタッフの皆様、すばらしい仕事をされてます。
線の一本一本、塗りの一筆一筆に当時の制作者の息吹が感じられて、これはもう
価値ある歴史的資料ですよ。
ああ、ホント買ってよかった。
ちなみに、高画質化とはまったく関係なく、今回初めて気付いた箇所。
オープニングで貨物列車を通り過ぎるのを待ってるカットで、実は次元が
立ちションしていました。
何十回と観てきたのに、30年越しで初めて気付く真実!
いやあ、買って良かった(^^;)。

ところが、残念なところが一カ所。
DVD版ではデジタル修正してあった、オープニングで次元の足が一瞬、草むらの手前に
ワープする撮影ミス、Blu-rayは、そのままでした。
意図的に手を入れななかったのかも知れませんが、元アニメ撮影マンの私としては、
少々残念に思います。
DVD版で修正されてた時は、当時、この撮影をミスった撮影マンが、
どんなに胸をなで下ろしたであろうと、私自身、長年の仕えが取れたみたいで、
非常にうれしかった記憶があります。
もしも、修正されたバージョンのBlu-rayが発売されたら、買ってしまうのだろうか。
いや、たぶん買う…。
それにしても、あの撮影ミスは謎が多いです。
元撮影マンの立場から、私的に考察なんかしてみようと思います。
次の日記に続きます。


そんなこんなで、「光速シスター」10話のネーム中。
一刻も早く上げて、作画の時間を稼がなくては。

2009年5月29日(金)
意外によかった「ツレがうつになりまして。」

NHKの連ドラです。原作マンガ、よく知っていましたが、ドラマへの期待値は0≠ナした。
エッセイマンガの実写化は、なかなかうまく行かないし、藤原紀香&原田泰造が夫婦という
配役に、まったく生活感が感じられなかったので、きっと失敗するだろうと思ってました。
ところが意外や意外、なかなかよかったです。
藤原紀香もほぼノーメイクで、だめ奥さんぶりを体当たりで演じてたし、原田泰造も、
元々は演技が達者なので、神経質なサラリーマンを、ナチュラルに演じてました。
演出も脚本も自然で、エッセイが原作にありがちな、説明セリフやナレーションも、
極力使わないように配慮されておりました。
これは、拾い物です。
NHKはここ数年、うつによる社会問題を積極的に取り上げていて、そのどの番組も
良い作りなので、このドラマ力を入れてるって感じです。
ちなみに、クリニックの先生役が風吹ジュンでしたが、いいよな、あんな先生だったら。
うらやましい(^^;)

2009年5月28日(木)
上がっても落ちる

延ばしに延ばした光速シスター第9話の原稿でしたが、担当さんの「そろそろ限界です!」と言う
メールが届いて、
作業継続を断念。
未完成の原稿を、ろくなチェックも入れず、デジタル送信。
原稿は落ちずに済みましたが、気分の激しい落ち込みと敗北感に苛まれました。
はあ〜〜〜〜↓↓…。

デジタルなので、入稿してもデータは手元にありますから、直後から原稿を完成させるべく、
そのまま作業。この作業が、これまた空しい…。

落ち込んでいても次の〆切りは来るので、夜中に次回の打ち合わせ。
パソコンと家電の話で盛り上がって、気分をやや持ち直す。
次こそ、次こそちゃんとやりますから〜。

2009年5月27日(水)
「ケロロ軍曹」に唸る

夕食時に娘等と観た「ケロロ軍曹」で、オッサンが唸った話です。。
(普段は食事中のアニメは禁止なのですが、母親が用事でいないスキにこっそりと ^^;)
ビーコラスなる怪物が現れて、デジタル放送の画像に何かを紛らせ、テレビを観ていた
人間の脳波を操り出しました。
例のごとく、どこかのパロディですが、デジタル怪獣に支配されてる間は、画面の上下に
黒帯が付いて、画角が16対9になるという、マニアックなネタ等で、面白く展開して行き、
娘達も大喜びです。
しかし、娘達とは違う箇所で、オッサンは受けたりします。
昭和のアニメや特撮のパロディが入った時です。
今回も、ビーコラスとの最終決戦で、突然、鉛筆描きの止め絵だったりして、つまりこれは
「トップをねらえ!」の有名なシーンだったりします。
しかし、圧巻はラストのナレーションでした。
怪獣も去り、町に平和が戻った後、東京の下町と夕日をバックに、
「心配はいりません、この物語は遠い未来のお話です」とナレーション。
そうです。ウルトラセブンの「ねらわれた街」のパロディです。
続けてナレーションは、こう締めくくります。
「なぜなら、宇宙人にねらわれるほど、人類は地デジ化が進んでませんから」
ここでオッサン、う〜〜ん、と唸る!驚く娘達。何故唸ったかを説明するオッサン。
いや、お見事!このところ「ケロロ」とはご無沙汰でしたが、ちょっとまた放送を
追っかけようかな。

そんなわけで、担当さんの静かな催促に、恐怖を抱きつつ、まだ作業中。
本日、行うはずだった打ち合わせも、ドタキャンです。
流石に、今晩中にはケリが付きそうです。
問題は、次と、その次の〆切り…

2009年5月26日(火)
「白い春」第7話

ああ、今回もなんて素敵なほのぼの展開(^^)。
勇樹のパン屋で真面目に働く春男。
春男の事が気に入ってるさちは、楽しそう。
しかし、春男は苦悩する。
自分が父親だと言うことを、決して話してはいけない、知られてはいけない。
加えて、決して踏み込んではいけない、勇樹とさちの家族という領域。
だけど、近くいればそうは行かなくなる事態も出てくる。
偶然さちを看病するハメになったり、友達同士で開いたお家パーティにゲームで参加したり。
しかし、春男は更に思い知らされる。さちが一番に愛しているのは勇樹であり、
今まで一緒に時を過ごした家族達だ。
春男はまた涙を流す(毎週、泣いてばかりだな)。
側にいられることの幸福を噛みしめてる様にも見える。
本当の幸せはなんなのか?

今回ののぞみちゃんもよかった。
ゲームに勝って、うれしくて小躍りする様が、実にリアルで可愛い。
両手を上げて、ぴょんぴょーんてな感じではなくて、ユルけたコサックダンスみたいな
おもしろアクションだったのだ。
たまたま、側で観てた我が娘ふたりも、その踊りに大ウケしてた。
本当にうれしい時は、本当にあんな感じだよねと、お友達を見ている様に喜ぶ娘達。
良い意味で演技慣れしてないところが本当によいよ、のぞみちゃん。

ただし今回、脚本的に気になった箇所もあった。
さちが熱を出して学校を早引けしてくるんだけど、突然帰って来るんだよね。
春男が留守を預かっている時に、さちが帰ってくる必要があったんで仕方がないですが、
通常は、熱を出した生徒を、保護者への連絡もなしに、一人で帰すなんてことはありえない。
こういう箇所って、ネーム切ってる時も悩みどころなんですよねぇ。
リアリティを取るか、展開を優先させるか、難しい選択なんですよ。

今、思い出しましたが、映画「ルナハイツ」の脚本をチェックした時、
ほとんどはまんまオッケー出していたのですが、「ルナ2」の方で、
友美の赤ん坊の血液型で南條君の子ではないと、判明したみたいなセリフがあって、
しかし新生児の血液型を産院で調べることは、常識的にあり得ないの事を、
私は知っていたので、(もちろん原作にもないし)修正をお願いしたことがありました。
この場合、友美の子供が誰の子なのかは、物語の重要な部分なので、
ここで嘘を入れてしまうと、全体が嘘くさくなるだろうという、私なりの判断がありました。
脚本書いた人は、良い気分はしなかったでしょうね(^^;)。

そんなこんなで、いったいいつになったら終わるんだ、今の作業…
ネームは1日で切ったのに、絵に何日も何日もかかっている。
困った俺…

2009年5月22日(金)
「ハッピーフライト」到着

    ハッピーフライトBlu-ray
「スウィングガールズ」に続く、矢口史靖監督の最新作です。
劇場に行けなかったので、DVDの発売を楽しみにしておりました。
飛行機ネタらしく、スタンダードエディション、ビジネスクラスエディション、
ファーストクラスエディションと
、3種類の仕様で発売されましたが、今回購入したのは
特典映像盛り盛りの、更に盛りのファーストクラスバージョンです。
「スウィングガールズ」も特典映像の出来がすごく良くて、かなり楽しめたので、
今回も一番高い奴を、迷わず購入しました。
でも残念ながら、鑑賞することはできません。
このファーストクラスのみ、ブルーレイでないと再生できないのです。
「カリオストロの城」もまだ観てないし、プレーヤーが欲しいところですが、
今はまだ無理、我慢我慢です…。
しかし、初回予約分の得点映像おまけDVDは(重なってる奴)は観ることが出来ます。
でも、ネタバレしてあったら困るので、これも我慢我慢です。
このところ忙しいので、ちょっとDVDで映画とか観てないなぁ。
「アイアンマン」とか「地球が制止する日」とか「僕らのミライへ逆回転」とか。
うう、我慢我慢(^^;)。

そんなこんなで、発売中のスペリオールに「光速シスター」載っております。
よろしくです。
  スペリオール6.12号  光速シスター第8話
立ち読み出来るみたいです。↓
http://big-3.jp/bigsuperior/tameshiyomi/saisin/02/01.html#tameshiyomi
当然ですが、すごいネタバレしてます。ご注意下さい。

2009年5月21日(木)
デジタル第1号刷り出し

印刷が心配だった、初デジタル仕上げの「光速シスター」第8話です。
ちょっと調子に乗ってやりすぎちゃった箇所もありますが、ぜんぜん許容範囲ですね。
    光速シスター第8話刷りだし
ちなみに雑誌発売前に作家の元には、その作品の部分だけを見本刷りしたみたいな奴が
届きます。それが『刷り出し』です。
届いたら一読して、単行本化の際に必要な修正箇所を、赤鉛筆でチェックしておきます。

2009年5月20日(水)
昨夜の「人志松本○○な話」

「許せない話」の頃から好きな番組で、今回は好きな物を語るという企画。
松っちゃんが「ウルトラセブン」のメトロン星人の回を、千原ジュニアが映画「竜二」について
熱く語ってました。
両作品とも好きな私は、大いに盛り上がり、笑わせていただきました。
(先週の松ちゃんの黒田勘兵衛の話も、まったく歴史に興味のない私でも笑えて面白かった)
実は「いきばた主夫ランブル」で、「竜二」の有名なシーンをいただいちゃってます。
すんません^^;。

そんなこんなで作業中。
人物が思うように進まず泣きそうでしたが、5月は金曜が5週月きなので、
〆切りがもう一週間先であることを今思い出して、ホッとする私でした。
とは言え、気を抜くと次の〆切りに影響しますので、ここは気合い入れて仕事するのみです。

2009年5月19日(火)
「白い春」第6話

冒頭、やけに長いあらすじ紹介からスタート。
視聴率に苦戦しているドラマは、予告が長かったり、昼間再放送したりはままあるけど、
このパターンは初めてだ。かなり苦戦してることが覗える。
ああ、このままでは大橋のぞみちゃんが一発屋で終わってしまう。
それに吉高由里子、「ラブシャッフル」に続き、コケたドラマに出演したことになる。
殺人犯のムショ帰りのヤクザって設定がよくなかったのかなぁ。
スタート時の胡散臭さが、すっかり影を潜めてしまっていることから、いろいろ方向転換を
迫られたのかもしれない。ああ、心配だ。以下ネタバレ。

なかなか定職に就けない春男。ワルでも一番になれない。
春男は無知で無教養で馬鹿なのだ。人がいいだけだ。
そんな時、大口の仕事のために、人手が必要になった勇樹のパン屋。
何故かそこで働くことになった春男。ああ、なんて素敵なほのぼの展開。
ぶつぶつ言いながら、仕事は丁寧な春男。
時間に余裕が出来て、さちの授業参観に出かけられることになった勇樹。
しかし、なぜか浮かない顔のさち。
体育の授業だが、自分だけ逆上がりが出来ない。
公園で練習してるところを偶然通りかかる春男。二人で猛特訓。
ああ、なんて素敵なほのぼの展開。
ついに逆上がりを会得して喜ぶさち、満足げな春男。
授業でも逆上がりを成功させるさち、満足げな勇樹。

ああ、いいんだけどなぁ(^^;)。

2009年5月18日(月)
デジタルのメリット・デメリット

マンガ制作をデジタル化すると、効率が良くなったところと、逆に悪くなった所とで相殺されて、
作業時間の短縮にはならないとは聞いておりましたが、まったくそのとおりだなと、
実感する毎日です。
まだまだ慣れていないせいもありましょうが、慣れていないのは手伝ってくれてる、
アシスタントさん達も同じで、ネットと電話でのやり取りな事もあり、なかなか意思の疎通に
時間と脳を使います。
それでもやっぱり、スクリーントーンの在庫を心配しなくていいので、もはやアナログには
戻れないかもなと思うわけです。

15年くらい前に、カラーリングをデジタルで始めた時の状況と似てます。
絵の具を出したり片付けたり、筆を洗ったり、そういう手間がなくなって、こりゃ手塗りには
戻れないだろうなと思ったもんです。
事実、今でもカラーリングはデジタルでやってますもの。

2009年5月15日(金)
子供達を責めないで

夕方のテレビで、アニメ「家庭教師ヒットマン・リボーン」のアフレコ風景を映してました。
「リボーン」大好きな娘が観ていたのですが、出てきた声優さんの姿を見て、
キャラと本人とのギャップに、否定的なコメントをいくつか吐いてました。
中学生の子供としては、わりと当たり前な反応ですが、娘よそう言ってくれるなよ、
お父さんもそんな感じの反応されることがあるので、軽くショックだぞ、娘よ。
みたいな大人げないことを言ってしまう私。
まあ私の場合、作風やペンネームが紛らわしいからなのですが、
そんな時は、ふと我に返る瞬間でもあるわけです。

んで、冷静になって昨日の日記を読み返してみて、やや調子こいてる自分を発見して、
反省したりするわけです。
なんだか、まだそんなに付き合いの長くない方々に気を許して、空気読めてない的な
発言をいくつかしたような気がする。酔っててもすべてのことを覚えてる酒体質な私は、
楽しく過ごした数日後に、酔いが覚めて現実に戻ったりします。
と、いうわけで反省(^^;)。
けど、草なぎくんの復帰も決まったようで、いや、よかったよかった。

などと思ってたら後のテレビで、このところ出ずっぱりの、浜田ブリトニー先生の特集を
やってました。ああ、なんか俺の悩みなんてちっぽけだ。どうでもいいや(^^;)。

2009年5月14日(木)
漫’sプレイボーイ・打ち上げ

昨夜は担当さんと編集長とで、新宿で飲みました。
マンガと共に、アニメの話で盛り上がったのは、私には意外でした。(主にヤマトと出崎アニメ)
そのうち「男はつらいよ」でも盛り上がり、寅さんがいかに偉大で、山田洋次監督がいかに
試行錯誤を繰り返しシリーズを支えてきたか、さほど興味のない担当さんを挟んで、
編集長と二人で熱く語り合いました。
その後、流れでお姉さんのいるお店へ(^^;)。
若い年下のお姉さん方と盛り上がれるか不安でしたが、結果楽しかったです。
5人くらいの女性と代わる代わる話したのですが、(そういうシステムですから)
一人は住まいが西荻ってことで、地元トークで盛り上がり、一人は出身が九州って事で、
とんこつラーメンと九州男の悲哀とホリプロタレントスカウトキャラバンの盛り上がり
(九州大会に参加して良いとこまで行ったらしい)、一人は末端冷え性だったので、
私自身が水泳で冷えをいかにして克服したしたかを力説し、一人はちゃねらーだったので、
ネットの話で盛り上がったりしました。
偶然共通の話題が見つけられてよかった。
プラス、接客レベルが高かったことも、楽しめた要因だったと思います。
さすが、歌舞伎町で繁盛しているお店は違いますね。
反省点としては、隣に着いた女性とばかり会話して、テーブル全体を盛り上げる器量が
私に足りなかったところでしょうか。

そんなわけで、本日は仕事をちょっとサボり。

2009年5月12日(火)
「白い春」第5話

ああ、なんか視聴率よくないなあ。
私の好き嫌いと世間の評価は、どうしてこうもずれるのかなぁ…。

だけど今回もいい話でした。(ネタバレ〜)
ついに、さちが自分の子だと知ってしまう春男。
(写真の日付に気付くまでの、バック・トゥ・ザ・ヒューチャー的ドタバタはちょっと
余計だったかな)
ショックと嘘をつかれたことで、パン屋の勇樹に怒りをぶつける春男。
娘を思うあまり、殴り合いまで始める、二人の父親。
勇樹は言う「さちは俺の子だ。汚れたあんたに父親の資格があるのか!」
言い返せない春男。そんなことは春男が一番よくわかってる。
黙って帰るしかない春男。

翌日、町で見かけた赤ん坊をきっかけに、妄想に入る春男。
刑務所に行かなかった自分、さちの誕生を喜ぶ自分、死ななかった真理子、
真理子と二人でさちの成長を喜び幸せを噛みしめる自分。
それが妄想だと気づき、静かに泣く春男。
ああ、なんて、なんて優しさにあふれた脚本なのっ。
真人間になる決意をする春男。
清掃業の正社員に応募する春男。
出所した時、食い逃げした食堂にお金を返しに行く春男。
しかし、前科者の春男に世間は甘くなく、挫折感を味わう春男。
前科を理由に正社員も断られ、春男を恐れた男に汚いお金を渡される。
自分のちっぽけな決意なんて、なんの意味もない。
本当にさちとの別れを決心し、静かにつぶやく…
「俺には娘がいた…娘がいたんだ」遠い昔を思い出すように、過去を振り切るように…

予告はチェックしないことにしてましたが、今回はちょっと心配でとらっと観ました。
よかった。次の会で数年後、みたいな展開にはなってないようでした。
そのパターンはそのパターンで観たかったですが、大橋のぞみちゃんを、まだ観て
いたいものね。
それにしてものぞみちゃん、どんどん背が高くなって、手も足も首も長くなってきてるんだけど、
成長期投入?(同い年のウチの娘と比べてしまう)


そんなこんなで、「光速シスター」第9話の作画に入ります。
とにかく早めに始めないと、現在の自分の作画ペースをまったく信用できないですから(^^;)。

2009年5月9日(土)
原稿終了

昨夜、遅れに遅れた作業ですが、「光速シスター」第8話の原稿、無事終了しました。
今回から仕上げ作業はデジタルに移行したのですが、手こずりはしたものの、マシンや
ソフトに大きなトラブルもなく、これからの見通しが立ちました。
ああ、でもちょっと困ったのは、製版所の人と電話で話した事かなぁ。
スペリオールの担当さんは、パソコンやデジタルに関してまったくスキルを持ってないので、
初めてのデータ受け渡しについて、製版の担当さんと初めて言葉を交わしたわけです。
なんつうか、バツが悪いです。
原稿、いつも遅いので、大変申し訳ない思いをさせている相手だからです。
大袈裟に例えですが、ドロボーがお巡りさんに電話するみたいなものです(^^;)。
ひたすら恐縮して謝っての打ち合わせとなりました。
ああ、冷や汗かいた。

2009年5月6日(水)
不遇な漫画少年・もちる

昨夜NHKで「ザ・ライバル〜少年サンデー少年マガジンの熱い闘い」が放送されました。
サンデーとマガジンの創刊当時を歴史的に検証した、ドキュメンタリードラマです。
去年、赤塚先生が亡くなった時も、昭和の懐かしい時代と漫画を扱った番組やドラマが
多数放送されました。
だけどその度に私は、ちょっと寂しい気持ちになります。
実は世代的には読んでいるはずの、手塚先生や赤塚先生や藤子先生の漫画に、
私はほとんど触れ合わず少年時代を過ごしました。
どうして触れ合わなかったかと言うと、周りに漫画がなかったからです。
親も与えなかったし、二人いる上の兄たちも、漫画を家の中に持ち込むことをしなかったし、
積極的に漫画を買っている近所の友達もいませんでした。
なぜでしょう?
それは、町に本屋がなかったからです。
漫画雑誌を売っている商店もありませんでした。
だからみんな漫画を持ってなかったし、置いてある店がなければ、立ち読みすらも
出来ません。
これは漫画少年だった私には、とても不幸なことでした。
小学生の頃、漫画が読める場所は、ふた月に一度行く床屋さんの待合所だけでした。
だから髪を切りに行くのは大好きでした。
少しでも混んでて、少しでも漫画を読む時間が延びることを、いつも願ってました。
自分で隣町まで汽車に乗って、漫画雑誌を買いに行く知恵が付くのは、中学生に
なってからです。
したがって、アトムもおそ松もおばQもジョーにも出会うことなく、小学生時代を終えます。
ああ、不遇な漫画少年・もちる(^^;)。
そんなわけで、私の人生に大きく影響を与えた漫画作品に出会うのは、もうちょっと後。
その話はいずれまた。

東京に来てから出会った、漫画家仲間やアシスタント、それからウチの奥さん等が、
幼い頃に触れ合った数々の名作の話をし出すと、本当にうらやましく、
本当に妬ましく思います。
田舎のバカヤロー!

2009年5月5日(火)
「白い春」第4話

前回の写真の伏線が、実に上手く生きてます。(ネタバレします)
「さちは自分の子じゃない、佐倉春男(阿部寛)の子だ」真理子の妹、佳奈子に告白する
育ての父・勇樹(遠藤雄弥)。
しかし佳奈子は「さちは義兄さんの子、さちにも春男にも絶対知られてはいけない」。
さちと春男を会わせない決心をする二人。
しかし、さちは春男に自分が生まれた日に撮った、母親との写真を渡してしまった。
写真には日付が刻印されている。さちの誕生日が知れれば、日数から春男の子だと
知られてしまうのだ。う〜ん、上手い!
残念ながら、春男がその写真に気付かないまま、今回は終了。
ああ、いよいよ次でわかっちゃうのね!

春男と仲良くして欲しいという、さちの願いを、自分の思いから踏みにじってしまった父・勇樹。
それが悔しくて、さちが泣くんだけど、このあたりの大橋のぞみちゃんの演技っつうか、
演出っつうか、実に自然で良い。
ウチの娘も、のぞみちゃんと歳も学年も同じなのでわかるんですが、
9歳ともなると、もう幼児じゃないから「うえ〜ん」なんて泣かないんですよ。
堪えるように悔し泣きするんですよね。
そのあたりリアルに泣いてくれてよかった。
さちが色鉛筆で描いたイラストが、ライティングの関係でテカって、一瞬カラーコピーだと
バレてしまうところは、まあご愛敬(^^)。
最近のテレビの解像度は怖いです(^^;)。


え〜、そんなこんなでゴールデンウィーク中もずっと作画の毎日です。
昔に比べて、信じられないくらい執筆ペースが落ちています。
困った…。

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